2002年06月16日

『セブン』

日曜洋画劇場でまたやっていたこの映画を僕はあんまし好きでない。何度見ても印象は変わらないようだ。前半のめっちゃかっこいいビジュアルと、謎と暗示に包まれた連続殺人という演出には大いに魅了されたが、あの結末は納得がいかないからだ。よくよく見れば、なるほどよく出来たシナリオだ。謎解きとその結末の筋の通りはいい。が、前半の展開で過剰に増幅された想像力は、もっとより大いなる展開が待っているものと期待しすぎてしまったのだ。結果、期待ははずれ消化不良のまま終わってしまった。…というよりも単純に、ケビン・スペイシーが2人の同行を要求し、意味ありげな語りかけをする段階で結末は予想出来ちゃったんで、そこからがとってもトロい。結末がわかっちゃっただけにケビン・スペイシーの語りもウザいし、ブラッド・ピットの嘆きっぷりも道化にみえてしまう。「やめろ!」と言いながら手を拱いて見ているだけのモーガン・フリーマンは薄情だ。…ケビン・スペイシーが自首するまではよかったんだけどなぁ。