2002年08月20日

『猫の恩返し』『ギブリーズepisode2』

まず何と言っても、池脇千鶴と前田亜希の声を聞けたっってだけでも良かった。この二人ノ良いデス。ムタのつっこみも良いネ。ハルかわいい。ネコミミだし。それだけで良しとすべきなのか? まあ、そうもイカンか。
映画の尺としては短い作品なので、物足りなさは否めないよね。
だいたい、猫の国へ行くお話で、猫の国ってどんなだろうと期待に胸膨らましている客に見せたのは、草むらに数件の住居、それも外観のみ。後は城と迷路と塔しか出てこない。意外にショボい。比べちゃイカんと思いつつも、『千と千尋の神隠し』を意識せずにはいられない。それも世界観がイマイチなせいだ。
単純に、楽しい童話で終わっとけば良いものを、「自分の時間を生きる」だのヌかして変に感動モノっぽくしようというあざとさが、かえって作品の薄っぺらさを露呈する結果になってしまった。どう考えても、猫の国の体験から、自分は間違ってなかったんだ、という結論はおかしい。ドジなハルが、それでしっかり者に変身するってのには、さらにまったくもって納得がいかない。自分の時間を生きることは、寝坊をしなくなるってこととは関係ないと思うんだけどな。
言いたいことがわからないのだよ、ちっとも。
軽快な童話として見るととってもおもしろいが、何か意味を見い出そうとするととってもサッパリな映画。でも、意味を持たせよう、見せようってしちゃってるんだよな。
ユキの声にハルが『誰?』…コメットさん☆だって思ったのはオイラだけ?

『ギブリーズ』の方は「カレーなる勝負」「初恋」など全6パートのショートストーリー編成。
「初恋」はいかにもっていうお約束モノで感心しなかったが、「カレーなる勝負」から「ダンス」までは絶妙。あ、ラストの蛍ちゃんの『ギッブリィ〜ズゥ!』も良かったナ。あのハジけっぷりはちょいと感動モノですな。古典的な演出と、最高度な技術の融合が、抜群のセンスで昇華された姿。「ダンス」はもう完全にイっちゃってて、最高!