2002年09月20日

再び貴乃花

「11勝2敗。優勝の可能性も出てきた」って、みんなわかってないな。何の為に先場所出なかったと思っているのだ。貴乃花は優勝狙って今場所に臨んでいるのであって、決して予想外の健闘ではないのだ。世間の批判を背に、これだけの長い期間休場を続けた横綱は、並々ならぬ決意と覚悟をも今場所を闘っており、おそらくは全勝優勝をするつもりだったハズ。だから、前半の2敗の試合こそが予想外であって、土佐の海戦での「待った」に至っては、どうかしてしまったのじゃないのか、とさえ思った。しかし、「待った」をした後の相撲を見たら、そんな不安は消し飛んだ。快心の相撲だった。横綱貴乃花にとってはかくも屈辱的な「待った」、しかしこの「待った」をした後の横綱には、休場前ノ最盛期の、あの眼光が戻っていた。その眼光が本物であることは、その後の試合が証明してくれている。あと2日、魁皇も武蔵丸ともに倒し。見事優勝して欲しい。