2003年09月09日
野中広務、政界引退
総裁選を前に突然の引退宣言。反小泉の橋本派の中で、青木幹雄参院幹事長、村岡兼造元官房長官が小泉支持にまわり、その一枚岩の結束力で政権を牛耳ってきた橋本派だけに、この内部分裂でかなり野中氏は危機感を感じていたのだろうねぇ。派の中でも次々に鞍替えを考える空気があったのじゃないのかなぁ。抵抗勢力というレッテルを張られたおかげですっかり悪者あるいは頑固ジジイとされてしまった野中氏であるが、オイラはこの人決してキライじゃないんだよね。まぁもっとも、古気質の人なんで、どうしても金と組織の悪い枠組からは切り離せないのだが、一徹で気骨のある野中氏の人間性には、昨今言動に心がない小泉首相に比べれば、はるかに好感が持てる。引退宣言にしても、排水の陣でこの一事に望む姿勢は、一人の男として尊敬すら感じる。目先の権力や地位の安定のみを考えて、二枚舌、三枚舌を駆使する腐った政治家が多い中、彼の虚実や虚飾のない言動は、小気味が良かっただけに残念だ。文字どおりこの総裁選で燃え尽きる覚悟の野中氏だが、有力な対抗馬を立てられない状況では残念ながら敗北は濃厚だ…。

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