2003年10月29日

『キル・ビル』

タランティーノはすんげぇバカだ。かつて庵野が『エヴァンゲリオン』でやったのと同じく、自分の好きなもんを全部詰め込んですべてのテイストをあますことなく料理しまくって、食え切れん程のオードブルをテーブルいっぱい並べたてたって映画でした。これはまさに趣味の世界だね。元ネタ解説するだけで、分厚い本一冊出来てしまうしまう程だわい。
タランティーノが、ただのオタクでないのは、これだけ超大量の要素を、脚本でまとめずに、編集だけでまとめちまっているところだ。『パルプ・フィクション』と同様に時間経過を前後に交錯させる手法が利いていて、元々ストーリーらしきストーリーはないんで、これがなかったら、とんでもなく薄っぺらい映画になっていたところだろう。
それにしてもガッカリだったのはルーシー・リューとユマ・サーマンの下手クソな日本語。日本語教えたのは千葉ちゃんだっていうじゃんよ。ちゃんと教えてやれよなぁ。最初ワザと下手クソにしゃべってんのかと思ったが、どうも真面目らしい。後で調べたら、元々英語だった脚本を、ルーシーがリアリティを出すために日本語にした方が良いと提案したらしい……はっきり言って大失敗デス。
まぁ、『Yacchimyner』は決めゼリフとしては、イカしていたけどね。でもタラちゃんわかってないなぁ。本当に日本通を自称するならば、ここは『やっちまいな!』じゃなくて『やっておしまい!』だよ。
それから、千葉真一が出るとは聞いていたが、あんなおもしろキャラで出てくるとは思ってもみなかったんで、不覚にも笑ってしまったわい。しかも、大葉健二までが出てくるとは思わなんだ。思わず「ギャバン!いや、がま八!」って心の中で叫んじまったわい。服部半蔵…そうか、これ『影の軍団』なんだ。
さらにBGMが良すぎ。どっかで聞いたことがある、懐かしさ爆発の選曲に、これが興奮せずにはいられんよなぁ。オーレンとの決闘シーンでは何で?っていうBGMが流れるし、決着後にはさらにありえん曲が…。エンドロールにはさらにさらに信じられん曲が……『怨み節』!!!
一番良かったのは、GoGo夕張との対決シーン。これ、オーレン・イシイより強くないデスか?あのオリジナルの武器といい、制服といい、アクションもスゴすぎで、GoGo夕張には脱帽でしたな。栗山千明は今後また、デッカイ映画からオファーがあるかも知れんな。
おそらく一番美人のジュリー・ドレフィスの嗜虐的な扱いといい、飛行機に日本刀を裸で持ち込むおふざけ、アニメパートが意外に長くて見応えがあったことなど、あぁ、もう言いたいこと多すぎてキリがない…あ、でも最後にこれだけは…カッパオチかよっ!

KILLBILL

※お茶を濁すようだが、日本刀であんな真似はできませんよ。詳しくはこちらこちら

さらにおまけ。ネットで見つけた画像なんだけど最高デス。

KILLBILL