2004年02月16日

『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』

よく再現したな、という感想だけだな。本当に良く出来ていたとは思うが、そんだけ。原作読んだ時程には感動できなかったな。原作との相違の確認やらばかりに意識をとらわれちまったな。
しかし、それは原作贔屓のオイラだけの問題ではない。長大な作品の再現とあって、詰込みに詰め込んで、出来事をこなしたというだけのシーンが続き、おかげで緩急の間がおざなりになって、転回が単調になってしまっているのだ。これは監督の力不足なのか、演出を軽視しとるのか、まことに残念ではあったな。緊迫の場面や重苦しく苛立ち押さえつけられた思いが、一気に解放される、そんなラストの印象が、えらい軽々とあっさり表現されてしまっていたものな。