2004年08月18日

谷本歩実も金メダル

古賀の愛弟子の谷本歩実が、63キロ級で優勝。

谷本歩実

谷本の柔道は、組手からの投げが早く切れのある技もさることながら、その1本を取りに行く攻撃姿勢が、師匠の古賀稔彦を彷彿とさせ、非常に大好きな選手。今回最も期待していた選手の1人だっただけに、優勝してくれて殊の外うれしいわい。

アテネオリンピック柔道

今年の柔道はおもしろいね。
前回のシドニー五輪では篠原の決勝誤審をはじめ納得のいかない判定が多く、それ以前も世界柔道では欧米的なポイント取得優先、あるいは判定での優勢勝を狙う空技や掛逃げ連発の腹立たしい試合が多かったが、今回のアテネ五輪では、消極的だったり掛逃げには、容赦なく指導が宣告され、さらに判定がなくなって所定時間内に決着がつかなかった場合には、ポイント先取した方が勝ちになる延長戦(ゴールデンスコア)方式が採用されたおかげで、非常に見応えのする試合が多くなった。
昨日の女子63キロ級でも準決勝で、あと十数秒かでポイント優勢勝ち目前だったウルスカ・ゾルニールが、ラスト1秒で指導が宣告され、反則負け(指導4つ)になったのは印象的だった。逆に女子57キロ級で銀メダルを取った横澤由貴は、準決勝で女王サボンにラスト1秒の袖釣込腰で逆転勝ちしたり、他の試合でもラスト何秒かで逆転勝利するケースが見られたりと、積極的な攻撃姿勢や技のしっかりした選手が勝つ、すっきりした柔道が見られるようになり、世界柔道もようやく本来の柔道の意義や精神に近づいてきたと感じる。

もう一つ注目したのは男子81キロ級。オール一本勝ちで優勝したイリアス・イリアディスは、地元ギリシャの選手。この記念すべきアテネ五輪でギリシャの選手が優勝するとは、出来過ぎ。会場もの凄い声援だったものな。柔道でギリシャの選手がいることさえ知らなかった程なのだが、それもそのはずギリシャは柔道人口が5千人(ちなみに最も多いといわれるフランスの柔道人口は50万人)だとか。もちろんギリシャ選手の柔道での優勝は史上初。それにしてもこのイリアディス、おそろしく典型的なギリシャ顔なんで、笑えた。いや悪い意味でなくて…。

男子81キロ級優勝 イリアス・イリアディス

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