2005年01月12日

『カンフーハッスル』

『カンフーハッスル』

地味。
キャストも地味なら画面の色彩も地味。華がないよな。活躍するのは周星馳というより、オッサンやオバサンだからな。
『少林サッカー』はサッカー+少林拳というコンセプトとド派手な演出が絶妙にマッチして、さらに緑のグラウンドに黄色のユニホームと、非常に見栄えのする映像で、これが大ヒットした要因と思われる。あと全編をお笑いで通したことも大きいだろうね。残念ながら、おそらく『カンフーハッスル』は『少林サッカー』ほどには売れないだろう。

とは言え、おもしろくなかったかと言えば、おもしろくないこともない。っていうかメチャおもろかった。『少林サッカー』で馴染みの顔もいっぱい出てたし、一癖も二癖もある味のあるキャラ揃いで、相変わらずのマンガ的演出といい、目一杯楽しませてもらった。
何と言ってもカンフー・アクションはすばらしい。大人数をバッタバッタと倒していくシーンは見応え十分で、完全にネオvsスミスを超えていたね。獅子の咆哮といい、ドラゴンボールまがいの気功弾やオリジナル拳法を使いながら、それでいて太極拳や鐵線拳などの伝統の武芸をしっかり抑えているところが心憎い。カンフー映画マニアも納得できる出来なのじゃないだろうか。
惜しむらくは真面目すぎたかな。後半も前半のように、もっと笑いに寄ってくれても良かったように思う。

もうひとつ難を言えば、周星馳のはブルース・リー世代の映画なんだよね。ジャッキー・チェン世代のオイラとしては辛い修行なしに強くなっちゃうってのには些か抵抗があるな。

『少林サッカー』の続編の噂は消えたが、『カンフーハッスル』の続編製作は正式に発表されているらしいね。楽しみだ。映画中も『サッカーなんてもうやめた』なんてセリフあったし。

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