2007年05月22日

アニメ博物館

アニメ博物館

国内外の約7000本のフィルムコレクションを収蔵・展示するアニメの本格的博物館を設立するためのNPO法人が設立するという。
計画では、東京都内かさいたま市内に地上5階、地下2階の博物館を建設し、国内外の原画や書籍、フィルムコレクションを収蔵・展示するという。責任者はアニドウ(アニメーション同好会)会長のなみきたかし氏らしい。

貴重なアニメの原画やフィルム等が遺棄されている現状を見かねた動きで、これを応援こそすれ、批判するつもりはないが、それでもやはり対応が遅いという印象を禁じえない。
しかもNPO法人だ。何故国が動かん。アニメ振興の要望が強まる中で、政府主導でやらない理由があろうか。文化を促進するのに古典を保護するのは定石中の定石。全くもって理解に苦しむ。

国家機関として文化保護の名目の元、しかるべき予算を組んで新博物館建設となれば、個人収集家も喜んで寄贈するだろうが、NPO法人となるとその運営を怪しんで手元から離さない収集家も多いだろう。
保管して収蔵・展示と言うが、フィルムを上映するにはそれなりの施設が必要だし、場所も限定されてしまうから、ごく僅かな人数にしか利用ができないだろう。制作技術の試行錯誤的進化の道程を後の世に伝えるということの意義は大きいし、尤もだとも思うが、アニメの中身の部分…つまり演出表現の面はこれでは後世に伝え得ない。
たとえ膨大な時間と費用をかけてでも、フィルム作品をデジタル処理して鑑賞できるように改修し、ネットを介して誰でもが自由に無料で鑑賞できるようにしなければならないと思うのだが、如何だろうか?

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