2007年05月28日

『300(スリーハンドレッド)』

300

試写会観てきました。

ともかく面白い。これは今年前半にして早くも今年最高の映画になる予感大だ。
絶対イイとは思っていたが、さらにその予想を超えてイイ。

何といっても画面が美しい、人体が美しい、動きが美しい。画面の色調は『キャシャーン』っぽいのだが、あちらが閉鎖間や鬱屈間があるのに対し、こちらは似た色調でありながら広がりや温かみがあって居心地の悪さがない。
ストーリーも長ったらしい前置きもなく戦いへの入りもスムーズで、説教じみたセリフも少なく、小気味良い。

スパルタ人の超人的肉体が描き出す美しいまでの身体の動きを見せる演出が、実に素晴らしい。
剣を敵に叩き込むまではものすごい早い動きだが、刃が敵の身体を切り裂いたインパクトの瞬間画面は数秒間スローになり、また次の敵への攻撃へと身体が動いたところからまた素早い動きに変化するといった緩急の連続で見せる戦闘シーンは見事なまでで、その緩急が生み出すリズムの気持ちよさにすっかり酔わされてしまう。気がつくと拳を握りしめ、目をカッと見開き眉間に皺を寄せて見入ってしまっていた。こいつはヤバい、ヤバ過ぎる。
観終わった後もなかなか興奮を抑えられない。血がたぎるとはこういう状態を言うのだろうか。
理屈ぬきの熱血。大好物。

300

ほとんどオール満点だが、敢えて重箱の隅的に難点を言えば、奇形のスパルタ人は別にいらなかったかなとも思う。
『300』は、ここ何年間続いた戦争モノ映画の結実を見た思いがする。ラストシーンはオイラの大好きな『ブレイブ・ハート』を連想させるし、『トロイ』の戦闘シーン、『ラストサムライ』の玉砕魂のイイ所取りといった感じ。
これは本公開後、もう一度観に行きたい。