2007年07月01日

『ダイ・ハード4.0』

相撲
観て来ました。

思っていた以上に楽しめたが、映画としての評価は高くはない。
理由は明確だ。
アクションはともかくスゴい。迫力抜群のアクションにマクレーン刑事のタフさがさらに強調され、興奮すること請け合いだ。だがしかし何だろうこの既視感は。どのシーンも別の映画で見たことのあるシーンばかりだ。これまでのアクション映画の名シーンを全部繋げて濃縮した感じ。
思い起こされる映画を挙げれば、「ターミネーター3」「トゥルーライズ」「チャーリーズ・エンジェル」「24」…とキリがない。
もう一点気になったのは、敵キャラの薄さかな。ITで能力的には非情に強力ではあるが、キャラ自体には力を感じない。マクレーン刑事の向こうを張るには力不足を否めない。女テロリストも俊敏な動きをする戦闘員も中盤で消えてしまうし、残るはわずかな戦闘員とハッカーとボスだけ。体勢上はマクレーン刑事の劣勢だが、何て言ったって追っているのは絶対死なない男なんだから、観客にはマクレーン刑事に追い詰められ、敵の方がビビって逃げているようにしか見えない。もう少し張り合いがあってもいいのじゃないかな。
今回のマクレーン刑事は隣に常に若者がいるせいか、これまでのように愚痴をこぼしたり、大声で叫びまくったりすることがなく、常にクールな態度だった。娘に働く姿を見せて認めてもらうってのも、世のお父さんには涙が出る話だ。中盤のセリフで「好きで英雄になっているのじゃない。他にやるやつがいないからだ」と、最後の若者に「おまえも英雄だ」のセリフから、引退宣言か?とも思ったが深読みし過ぎなのだろうか。