2007年09月15日

『アーサーとミニモイの不思議な国』

アーサーとミニモイの不思議な国

日本語吹替版だと気がついたのは、15日公開というのを聞いてすぐワーナーマイカルで席を予約購入してしまった後で、しまったと思ったが完全に後の祭り。やむなく日本語吹替版を観に行く羽目に…。

ビジュアルを見た時にはやや半信半疑だったが、リュック・ベッソンの名に釣られてしまった。
吹替については実写パートでは違和感があったが、アニメパートでは全く気にならなかったな。
ストーリーは、借金で家を追い出されないために、庭に隠された宝石を探すべく体長2mmの小人の国に行って冒険の旅に出るというもの。これの面白いのは、異世界冒険モノとして主人公が行くファンタジー世界は、体長2mmの小人にとっての広大な世界だが、少年にとっては自分の家の庭に過ぎないという点。
意識してのことか偶然なのか知らないが、女の子の描き方が、日本のアニメの文脈に沿ったものであるのに親近感を持てた。リュック・ベッソンは、「ツンデレ」という日本語を知っていたりするのかと、ちょっと思ってみたりもした。日本国内でも誤解のある「ツンデレ」の王道をフランスの映画監督が完全に描いてみせているのを、不思議に思いながらも心地良さを感じずにはいられない、というのはオイラがそちらの住人であるからに他ならないのであろう…。
作品のテーマ、脚本、設定、美術、演出、場面展開などすべて良くできていて、作品全体まとまりも良い。良くできすぎているために、かえってインパクトが弱くなっているのだが、それでもこのクオリティの高さは充分合格点だ。金を払って観ても全然損はしない感じ。

あの壊れた人形が何をするものだったか気になるな…。