2008年04月27日

『紀元前1万年』

『紀元前1万年』

観て来ました。

正直言ってこの映画はハズレでした。
そもそも、映画のコンセプトを自ら否定しちゃってるんよ、この映画は。
何故って、ピラミッド出てきちゃうんだもの。
紀元前1万年の人類はこんな生活しててこんなこと考えてこんな風に行動していたんだ、っていうロマンを見せたいわけで、こちらも見たいわけなのに、明らかに史実無視しちゃあ台無しでしょう。

舞台はおそらく西欧~アフリカ大陸あたりのはずが…

 ・紀元前4000年くらいから登場するピラミッドや神殿を建設
 ・砂漠化進み過ぎ
 ・砂漠で気温高い中で長毛ゾウ(マンモス)が沢山いる
 ・騎馬民族(歴史に初登場したのが紀元前9世紀)が登場
 ・スミロドン(アメリカ大陸に生息)が登場
 ・恐鳥類(5700~5000万年前くらいに繁栄)が登場
 ・唐辛子(アメリカ大陸原生)が栽培されている

歴史モノを描く鉄則はリアリティのハズで、リアリティが失われれば途端に興醒めしてしまう。その点この映画は興醒めの極致を行っている。

百歩譲って、歴史的知識のない人向けに作られた作品だと過程して、演出に言及してみても、冒頭のマンモスとの一騎打ちと前半の恐鳥類との戦い以降は強敵との戦闘はなく、旅の行程は緩慢で、革命蜂起もみんなで走っただけで後半のほとんどが盛り上がりに欠ける。

どうせ史実無視するのなら、中途半端にやらずに、宇宙人や大型恐竜出すくらい徹底的に突き抜けて欲しいものだ。「紀元前1万年」というタイトル付けてやる映画ではないがね…。

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