2008年08月17日

『ダーク・ナイト』

ダーク・ナイト

観て来ました。

素晴らしい出来だった。
152分の大作だが、全く無駄な時間がない。描かれるシーンはどれも非情に濃密だ。
前作『ビギンズ』で描いたシリアス路線を踏襲した本作は、遂にコミックヒーロー映画の枠を脱した観がある。タイトルの中に副題にさえ「バットマン」の文字を入れず、バットマンが全く登場しないCMも流されていて、意図は解るがそれじゃあ客取れんのじゃないのか、と疑問に思っていたのだが、映画を観ると、このプロモーション方法の妥当さに納得することだろう。

ヒース・レジャー演じるジョーカーは、人の心理に干渉する。
他人を追い込んだり、状況を作り出しては善悪や良心、行動心理を試すようなゲームをひとり楽しんでいる。
警察も市民もバットマンでさえ、ジョーカーのゲームの駒にされてしまっている。メイクや衣装はくすんでいるが、ヒース・レジャーの気迫のこもった演技と相まって異様な存在感をスクリーンに映し出している。ジョーカーの下りはほぼ完璧と言ってもイイだろう。

ラストはバットマンの自己犠牲的ヒロイズムを結論としていてイマイチで、これが、アメリカの自己弁護だと思うと一気に冷めてしまうがね。そこは考えない方が映画を楽しめる。

シリーズ第1作でコミカルなジョーカーを演じたジャック・ニコルソンこそピエロになってしまったな。

2008年08月03日

『スカイ・クロラ』

スカイ・クロラ
観て来ました。

意外にも良かったです。
『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0』を観てガッカリさせられたばかりなので、全然期待していなかったのが返って良かったのだろうか…。

今回監督業にのみ自分の仕事を限定した押井守の判断は正しかったというべきだろう。押井色が暴走気味だった最近の作品とは違い、程良く押井節が利いていたと思う。インタビュー通り、確かに押井守の中からは絶対生まれてこない話ではあったな。
『GHOST IN THE SHELL』という最高の作品を作り上げた男が、『アヴァロン』以降歯車が狂ったようにオカシくなってしまったのを不可解に思っていたのだが、『パトレイバー』『パトレイバー2』『GHOST IN THE SHELL』と、原作のテイストなり確立していたキャラなりで押井色が適度に抑えられた状態の作品と、『アヴァロン』以降の押井の独壇場となった状態での作品との違いということで理解すれば、十分に納得ができる。
監督としての力量は抜群であるのは間違いないので、今後は監督業のみに限定して活動をされた方が良いのではないかと思わせた映画であった。


作画については、
戦闘機のシーンのCGはかなり出来が良く、その上映像演出がこれまた素晴らしかった。
キャラの絵柄はほとんど『NARUTO』(キャラデザが西尾鉄也だからな)、メインキャラの草薙水素(すいと)は『GHOST IN THE SHELL』の草薙素子にモロかぶりだが、意外に気にならなかった。

押井守が若者に観てもらいたいと言うそのコンセプトやメッセージもストレートでわかりやすく好感が持てた作品であった。観て損はなし。

2008年07月27日

『ハプニング』

ハプニング
観て来ました。

この映画、別の映画の前に異例の宣伝映像流していて…と言うのは、本編オープニング5分間の映像をまるまる流すという特別なものだったのだが、これにすっかりハマったワケだ。
大量の人たちが、突如自殺をし始めるというオープニング5分の映像だけで、別の映画を観に来た客を引き込んでしまう何ともウマいプロモーションだった。

で、映画を観た感想はというと、あのプロモーションで流された5分間以上のものは何もなかったというのが正直なところ。
何だかな…あの5分間で全部語り尽くされているんだよな。死に方のパターンをいろいろ見せているだけで、状況も変わらないし、何か劇的な変化や展開もあるワケでもない。夫婦の愛的な要素もあるのだが、この状況下では些細なことに思われてしまう。

とにもかくにもあの5分間の映像観るだけで充分という…入場料損した感は拭えない。

2008年07月21日

『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0
観て来ました。

残念…というのが正直な感想。何でこんなことしたんだろうねぇ。
何だろう、あの安っぽいCGは。はっきり言って、中途半端なCGはセルより安っぽく見える。
闇に浮かぶオレンジ色の光という定番の色彩を盛り込んでいるが、取って着けたようで必要かどうかは疑問。
榊原良子の起用もオイラは反対だな。家弓家正の方が断然良かったと思う。
女のボディで女の声では、ボディとの親和性があり過ぎて性別のない情報生命体であるというキャラを確立できないし、だからといって青年の声では草薙素子との関係に色恋の要素が出てしまう。そこで枯れた年寄りの声にすることで、元々恋愛構造を持ちながら性別も恋愛要素も排するという演出は、オイラはかなり高く評価していたのだが、当の本人である押井守はそうは思っていなかったということか…。
ちなみに坂本真綾はそのままだった。

やっぱり押井守は『GHOST IN THE SHELL』(リニューアル前)が最盛期だったのかな。晩年崩れっぱなしの黒澤明を見る思いだ。『GHOST IN THE SHELL』以降裏切られっぱなしだが、何度裏切られても期待してしまうオイラがいて、一応『スカイ・クロラ』も観に行くのだが、ここらで押井守も見限るべきなのかも知れないな…。

2008年07月19日

『崖の上のポニョ』

崖の上のポニョ
観て来ました。

遂に映画内に悪人が一掃されたな。映画内に悪意を持ったキャラクターが全く登場しない。極めて清浄な世界となってしまった。凄惨な事件が多発する現代社会との対比が著しい。
完全に『トトロ』系の絵本のようなやさしい映画になっているワケだが、当時の世相ってどうだっけかな? 現在と似たような世相だったのだろうか。映画の中に不浄なものを盛り込まないというコンセプトはどこから来ているのだろうか。

とは言え、この映画がおもしろくなかったかと言えばそうでもない。ポニョはカワイイし、作画も声優の演技も安定しているし、色彩も音響とても素晴らしい。
いわゆる水中色を排して鮮やかなに描かれた水中世界は何ともキレイで素敵。おもちゃの船で水上を進む映像なんかは、『どうぶつ宝島』を思い出してしまったゾ。

試練を受けなくてはならない、と言っておいて、全く試練になっていないじゃないか、というツッコミはしてはいけないのかなぁ?
ただ楽しくてカワイイだけの映画となってしまった感は否めない。

心を打つ愛情の吐露だったり、張りつめた勇気、突き抜けた痛快さ、爆発する生命力といったものを映画に期待してしまうオイラのような人間には、少々物足りないのだがなぁ。

映画のプロモーションでは、いかに技巧が凝らされているかということに終止していたが、どうも宮崎映画は一種に工芸になってきたのかなと思わせた。

2008年06月22日

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

早速観てきましたよ。

65歳のハリソン・フォードは頬が垂れ下がっていて確かに老けていたが、思った程気にはならなかったな。
これまでのインディ作品には遠く及ばないものの、インデイの主要素である、多勢に無勢、逃げまくり、行き当たりばったり、インディの呆れ顔などはふんだんに盛り込まれていて概ね満足な出来だった。
あんまり高い期待を抱かずに観たのが結果良かったと思うね。

ケイト・ブランシェットが演じていた女軍人はもっと癖があっても良かったとか、考証めちゃくちゃだとか、さすがにSFはどうなのかだとか、壁から出現する現地人は何なのかとかツッコミ所満載なのだが、そんなこたぁどうでも良くなってしなう痛快さがある。
やっぱりインディが好きなんだな。そこに尽きる。
この映画を許容できるかどうかは、どれだけインディが好きなのかという、映画の善し悪しとは関係ない時限の問題に帰結しているように思われた。

倉庫の中に『失われた聖櫃』のアークが出てきたり、父親(ショーン・コネリー)の遺影があったり、他にもいろんな記号が盛り込まれていて、わかる人には楽しめる要素も多いし、これは一種のお祭りなのであって、あれこれ批判するより楽しんだ者勝ちでしょう。

2008年04月27日

『紀元前1万年』

『紀元前1万年』

観て来ました。

正直言ってこの映画はハズレでした。
そもそも、映画のコンセプトを自ら否定しちゃってるんよ、この映画は。
何故って、ピラミッド出てきちゃうんだもの。
紀元前1万年の人類はこんな生活しててこんなこと考えてこんな風に行動していたんだ、っていうロマンを見せたいわけで、こちらも見たいわけなのに、明らかに史実無視しちゃあ台無しでしょう。

舞台はおそらく西欧~アフリカ大陸あたりのはずが…

 ・紀元前4000年くらいから登場するピラミッドや神殿を建設
 ・砂漠化進み過ぎ
 ・砂漠で気温高い中で長毛ゾウ(マンモス)が沢山いる
 ・騎馬民族(歴史に初登場したのが紀元前9世紀)が登場
 ・スミロドン(アメリカ大陸に生息)が登場
 ・恐鳥類(5700~5000万年前くらいに繁栄)が登場
 ・唐辛子(アメリカ大陸原生)が栽培されている

歴史モノを描く鉄則はリアリティのハズで、リアリティが失われれば途端に興醒めしてしまう。その点この映画は興醒めの極致を行っている。

百歩譲って、歴史的知識のない人向けに作られた作品だと過程して、演出に言及してみても、冒頭のマンモスとの一騎打ちと前半の恐鳥類との戦い以降は強敵との戦闘はなく、旅の行程は緩慢で、革命蜂起もみんなで走っただけで後半のほとんどが盛り上がりに欠ける。

どうせ史実無視するのなら、中途半端にやらずに、宇宙人や大型恐竜出すくらい徹底的に突き抜けて欲しいものだ。「紀元前1万年」というタイトル付けてやる映画ではないがね…。

2008年04月07日

『クローバーフィールド HAKAISHA』

クローバーフィールド

待ってましたとばかりに張り切って観て来ました。

『ブレア・ウチッチ・プロジェクト』で成功した、ホームビデオで撮られた映像で事件現場の状況を描き出すフェイクドキュメンタリー手法が取られた本作品。揺れまくる映像に車酔いのような症状を起こすと注意書きがされたいたが、映像免疫力の高いオイラはまったく平気で5分もしたら慣れてしまった。でも慣れないでこの違和感を持って見た方がより楽しめたのだろうかとも思えるので、この順応力が一概に良いこととも思われないな。
画面のリアル感や状況の臨場感はハンパなく、演出の意図がいかんなく発揮されている。ただしこの手法はもうこれ以外はありえないと思うので、これっきりだろう。たとえ真似した作品つくるやつがいても絶対に成功はしないこと請け合いだ。

映画が終わった後、街を襲った巨大な何かの正体を類推する客の声が少なからず聞こえたが、正体を云々するのはナンセンス。この映画は「状況」を描いているのであって、状況を作り出した原因は状況を生み出し展開させ、演出させるという存在理由しか持っていない。ラスト近くなるとだんだん巨大な何かの姿の露出が多くなって外見の全体像がわかってしまうのだが、これは最後まで見せない方が良かったと思われた。監督が我慢できなかったものか、あるいは最後まで見せないとアメリカ人客は納得させられないと考えたものか。この点が非常に残念だ。

ただし、この謎というテイスト、映画のプロモーションとしては大いに活用しているらしい。
http://www.1-18-08.com/
http://www.slusho.jp/
http://tagruato.jp/
http://www.youtube.com/watch?v=v5Lvl7FORI8
上記のサイトで「Slusho」「Tagruato」「海底の蜜」などのキーワードによる謎解きが演出されており、Youtubeに映像が公開されていたりと本格的だ。こういう謎解き自体は大好きだし、blogなどで話題になっていることから、プロモーション的には有効だったのかも知れないが、映画的にはこういう謎解きはかえってマイナスな気がする。謎は謎というテイストであって、ワケがわからぬことにより、より不条理感を高めているのであるから、謎が解明されていくにつれ、そのテイストは劣化していく。映画上のテイストとしての謎の価値を保とうとするなら、完全黙秘が正解のハズ。

大怪我負いながら57階を階段で移動できたり、あの惨状の中をハイヒールで走っていたり、細かい部分ではツッコミどころも多いのだが、最後の「いい一日だった」の皮肉といい、ホームビデオに録画された映像をノンストップで流しているだけという演出、当然劇中音楽ナシで終了時も過度な盛り上げナシ(エンドロールも全く音楽ナシだったら完璧だったのにな)。何といっても編集がウマい。編集の巧みさをホームビデオという態で全く感じさせないなど、この映画はかなりポイント高い。期待に十分応えてくれたと思う。DVDは・・・買わないな。

2008年03月02日

『ジャンパー』

『ジャンパー』

今期最も期待の作品。

『X-MEN2』のオープニングのテレポート能力を持つミュータントが大統領官邸を襲うシーンがめっちゃカッコ良くって、あの映画はあの冒頭シーンが一番の見所だと語っていたものだが、つまりあの冒頭シーンだけで映画作っちゃったようなものでしょう。面白くないわけがない。

アクションは最高。ジャンプめっちゃカッコイイ。アクションシーン繋げただけで十分成立しちゃうくらい。この空間がゆがむ映像表現は『X-MEN2』のまんまだな。
このアクションは癖になるようで、何度見ても飽きない。ずっと見続けたい程。

基本的にこの主人公、自分の欲望のためにしか能力使っていない。テレビの災害事故のニュースで被害者が助けを求めていると聞いても、マーブルヒーローのように助けに行かず、軽く無視。不遇な少年時代だけでは、銀行の金盗んでリッチな暮らしをしている言い訳としては弱すぎる。ジャンパーを追っているサミュエル・L・ジャクソンの方に正義があるようにしか思えない。結局片思いだった娘とはデキちゃうし、能力使ってやりたい放題やってりゃあ、命を狙われても当たり前。観客だってちょっと懲らしめたくなってきていたハズだ。

ジャンパーを狙う組織のこともイマイチよくわかなない。サミュエル・L・ジャクソンは宗教的な目的(神の力を人が持つべきではない)であるかのようなことを言っていたが、サミュエル・L・ジャクソンをはじめ、メンバーには宗教色がまったく見られない。政府に顔が利き、科学技術や資金も豊富となると、それなりの大きな組織があろうかと思われるが、その目的は不明だ。営利目的だとしたら、能力者を捕らえて実験なんかして兵器の開発なんてのが王道だと思うのだが、サミュエル・L・ジャクソンは能力者を捕らえるとすぐに殺してしまい、死体も放置して帰ってしまうのだから、本当に宗教的な理由であるのかも知れない。

この能力には距離的な制限がまったくないらしく、イメージできる場所であれば世界中どこへでも飛びまわれるとあって、彼らは日本にもやって来る。ロケ地としては、銀座、渋谷、新宿の3つが確認できるが、もっとあるかも知れない。日本人としてはちょっとニヤっとしてしまうシーンだな。

ともかく圧倒的にアクションがカッコイイので、ストーリーや設定なんかはどうでもイイくらいなのだが、通して見ると、ジャンパーの存在理由や敵組織のことなど解決されていない要素が多く、一見、続編を前提としているようにも見えるのだが、それでいて謎は謎のまま、謎という要素としてギリギリ単作でも成立させているのが、非常に巧いと思われた。おそらく今回の興行成績を見て続編制作が決定されるのだろう。どっちに転んでもイイように作られているところに技を見た思いだ。

『ジャンパー』

このポスター『マトリックス』にしか見えんな…。

2008年03月01日

『ライラの冒険 黄金の羅針盤』

『ライラの冒険 黄金の羅針盤』

ようやく観られた。昨年中旬くらいからずっと宣伝していたので、世間的にはまだやっていなかったのかという感じだろうが、ともかくようやく公開である。

3部作の1作目ということなので、『ロード・オブ・リング』『ナルニア国物語』などと同じ系統。『ナルニア国物語』はちょいとキャラが弱かったが、『ライラの冒険』には何といっても鎧クマが現れる。クマ好きにはたまらん映画だ。
主人公を演じた女の子はあんまりカワイくない。純粋無垢な愛らしい少女系ではなく、ケイト・ブランシェットやキム・ベイシンガー系のちょいと知的な感じの女の子。当初は白クマに守られるかわいい少女の物語くらいに思っていたので、このキャスティングはないだろうと思っていたが、本編を見てみると彼女の起用には大いに納得させられるものがあった。
セリフにも出てきたが、Lyra(ライラ)とliar(嘘つき)をかけていて、ライラはすごい嘘つきなのな。このうそが彼女の武器だったりするから面白い。黄金の羅針盤で真実を知ることができる上に、嘘を付つくのが得意、大人にも食ってかかる生意気振りとあれば、政治的な取引や交渉ごとに大いに力を発揮する。全くあなどれない女の子だ。守られるだけのかわいい女の子ではなく、言葉巧みに知恵と勇気で困難を切り抜けていく新しいタイプのヒロインとも言える。

魂が生物の形で存在する世界という設定で、動物がいっぱい出てくるし、舞台が近代英国のパラレルワールドなので、科学と魔法が融合したような乗り物や設備が出てくるので、映像的にも結構楽しめる。そしてやっぱりクマだろう。シロクマ暴れまくり。鎧を身に着けたシロクマ同士の決闘など見所沢山でオイラは意外に楽しめた。クマ好きにオススメの作品。


『ライラの冒険 黄金の羅針盤』

公式サイトでは質問に答えていくと自分のダイモンを教えてくれるコンテンツがあるので、試してみると面白いかも知れない。


『ライラの冒険 黄金の羅針盤』公式サイト  http://www.goldencompassmovie.com/

2007年12月16日

『ベオウルフ』

ベオウルフ

通常の倍価格2,000円での視聴とあって、期待度大。
わかってはいたが、入口で3Dメガネを渡されるとちょっと笑ってしまう。オイラが子供の頃には赤と青のセロファンが張られた紙製のメガネだったが、今度のはプラスチック製だ。

3Dによる違和感は最初の10~20分くらいかな。その内慣れてしまって目新しさもどこへやらだ。
造形やテクスチャなど絵的な面はかなりクオリティが高いが、それに比べて動きの部分はまだかなり荒っぽく、所々に稚拙な動作が目立つ。特に騎馬のシーンはヒドかったな。

技術の向上が生み出す表現というものはあるが、技術はあくまで道具であって主役であってはならない。目的と手段を取り違えた時、その作品は往々にして成立し得ない。
正直、これがフルCGでなくてはならない理由があまり見つからない。むしろCGじゃなかった方が迫力があったろうにとさえ思える。
表現にしても3D効果を狙って剣や槍の切っ先をカメラに向けるシーンが見られたが、それらは3D効果を狙っての演出であって、作品の演出として効果があるかは疑問が残る。演出とその狙いが作品主眼ではなく技術効果を見せるために存在するために、3D映像の違和感以上に、その演出に違和感を覚えた。

ベオウルフ
一番の欠点は3D特有の軽さ。CGって重量表現が苦手なのだよね。最近ではこの欠点を克服している作品も増えたが、この作品においては、まったく軽いまんまだった。
その軽さがアクション全体を軽くしてしまっている。薄味すぎて物足りない感があるのはそのためだろう。
「マトリックス」は、技術を道具として最大限に生かして成功したが、それは表現されるべき内容が、技術をもって可能たらしめた結果だ。『ベオウルフ』における技術は、表現が求めたものではないだけに、むしろ足を引っ張ってしまっていると言える。

2007年11月25日

『パンズ・ラビリンス』

パンズ・ラビリンス

ポスターの絵柄とファンタジーというイメージで観に来た人は概ね期待を裏切られるだろう。
かく言うオイラもその一人だ。

物語の舞台は、1944年内戦下のスペイン。
内戦で父を亡くした少女オフェリアは、母カルメンと共に新しい父親であるヴィダル大尉の治める土地へと連れて行かれる。おとぎ話が大好きなオフェリアはこの土地で昆虫(妖精)に迷宮へと誘われ、自分が魔法の国のプリンセスの生まれ変わりだと告げられて、魔法の国へ帰るにために3つの試練を受ける・・・というファンタジーっぽい展開なのだが、画面はかなりグロい。
戦場のシーンをはじめ、拷問や足の切断手術なども平気で出てくるし、妖精や牧神などファンタジーキャラも何故かグロテスクに描かれている。この全面どす黒く描かれた雰囲気は、ファンタジーというよりホラーに近い。

ファンタジー色の強いプロモーションと実際の作品のテイストに大きなギャップがあるのは、配給会社の問題で、作品的にはかなり作りこまれており、心理描写や展開などは見応えがある。
物語が、果たして残酷な現実から逃避したい少女の空想なのか、本当の出来事なのか、そのあたりの観客への問いかけ方も脚本が巧みに練られているように思われる。

ただ、この作品はファンタジー映画とは言えないだろう。
グロでは売れないとでも思ったのだろうか。期待とのあまりのギャップによる失望を計算に入れると、プロモーション間違っちゃった感は拭えないな。

2007年09月15日

『アーサーとミニモイの不思議な国』

アーサーとミニモイの不思議な国

日本語吹替版だと気がついたのは、15日公開というのを聞いてすぐワーナーマイカルで席を予約購入してしまった後で、しまったと思ったが完全に後の祭り。やむなく日本語吹替版を観に行く羽目に…。

ビジュアルを見た時にはやや半信半疑だったが、リュック・ベッソンの名に釣られてしまった。
吹替については実写パートでは違和感があったが、アニメパートでは全く気にならなかったな。
ストーリーは、借金で家を追い出されないために、庭に隠された宝石を探すべく体長2mmの小人の国に行って冒険の旅に出るというもの。これの面白いのは、異世界冒険モノとして主人公が行くファンタジー世界は、体長2mmの小人にとっての広大な世界だが、少年にとっては自分の家の庭に過ぎないという点。
意識してのことか偶然なのか知らないが、女の子の描き方が、日本のアニメの文脈に沿ったものであるのに親近感を持てた。リュック・ベッソンは、「ツンデレ」という日本語を知っていたりするのかと、ちょっと思ってみたりもした。日本国内でも誤解のある「ツンデレ」の王道をフランスの映画監督が完全に描いてみせているのを、不思議に思いながらも心地良さを感じずにはいられない、というのはオイラがそちらの住人であるからに他ならないのであろう…。
作品のテーマ、脚本、設定、美術、演出、場面展開などすべて良くできていて、作品全体まとまりも良い。良くできすぎているために、かえってインパクトが弱くなっているのだが、それでもこのクオリティの高さは充分合格点だ。金を払って観ても全然損はしない感じ。

あの壊れた人形が何をするものだったか気になるな…。

2007年08月05日

『トランスフォーマー』

TRANSFORMERS

観てきました。
はっきり言ってストーリーにはまったく期待をしていなかった。見たいのはトランスフォーマーたちのCGのみ。特に予告編で見たスタースクリームの変形シーンが超カッコ良かったのでこれに期待していた。

予想通り脚本はヒドくて、映画全体評としたって、決して及第点をあげられるものではない。設定や展開は陳腐な上、キャラクターが魅力的ですらない。
それにしてもアレはすごいCG技術だな。あれだけの巨大なCGによる物体が画面の中でまったく違和感がなくなってしまっている。驚くべき技術だ。この点には関心をした。

ただし、ボディデザインが複雑すぎ、さらにテクスチャやエフェクトが追加されているので、画面への不自然さはないが、その反面何かにつけ動きがわかりにくい。取っ組み合いのケンカをおっぱじめても、殴っているのか殴られているのかはおろか、優勢なのか劣勢なのかさえ判別できない。
形状の捉えきれない複雑な物体が激しくぶつかり合ったと思ったら、何をやったのかわからないまま、どちらかがやられているといったアクションが繰り返され、何をやったんだ今?ってな感じで置き去りにされることが多かった。迫力のみを追求するために、敢えて動きの明確さを犠牲にしたものと思われるが、それにしても分かり難過ぎ。

スタースクリームのシーンは思った程なかったし。
メガトロンは巨大な拳銃になって欲しかったな。

興行成績次第では続編がありそうな感じ。
次回作ではスタースクリームの変形シーンをもっと見たいものだ。

2007年07月01日

『ダイ・ハード4.0』

相撲
観て来ました。

思っていた以上に楽しめたが、映画としての評価は高くはない。
理由は明確だ。
アクションはともかくスゴい。迫力抜群のアクションにマクレーン刑事のタフさがさらに強調され、興奮すること請け合いだ。だがしかし何だろうこの既視感は。どのシーンも別の映画で見たことのあるシーンばかりだ。これまでのアクション映画の名シーンを全部繋げて濃縮した感じ。
思い起こされる映画を挙げれば、「ターミネーター3」「トゥルーライズ」「チャーリーズ・エンジェル」「24」…とキリがない。
もう一点気になったのは、敵キャラの薄さかな。ITで能力的には非情に強力ではあるが、キャラ自体には力を感じない。マクレーン刑事の向こうを張るには力不足を否めない。女テロリストも俊敏な動きをする戦闘員も中盤で消えてしまうし、残るはわずかな戦闘員とハッカーとボスだけ。体勢上はマクレーン刑事の劣勢だが、何て言ったって追っているのは絶対死なない男なんだから、観客にはマクレーン刑事に追い詰められ、敵の方がビビって逃げているようにしか見えない。もう少し張り合いがあってもいいのじゃないかな。
今回のマクレーン刑事は隣に常に若者がいるせいか、これまでのように愚痴をこぼしたり、大声で叫びまくったりすることがなく、常にクールな態度だった。娘に働く姿を見せて認めてもらうってのも、世のお父さんには涙が出る話だ。中盤のセリフで「好きで英雄になっているのじゃない。他にやるやつがいないからだ」と、最後の若者に「おまえも英雄だ」のセリフから、引退宣言か?とも思ったが深読みし過ぎなのだろうか。

2007年05月29日

『300』の歴史的事実

ちょっと興味を持ったので調べてみた。
初期知識では、スパルタがわずかな兵でペルシアの大軍侵攻を食い止めて玉砕したという程度。

ダヴィド作「テルモピュライの戦い」
上はダヴィドが1814年に描いたものだが、裸体に赤いマントなど、『300』がこれを参考にしたのではと思われる要素が見受けられる。

テルモピュライの銅像スパルタ兵の銅像

この戦いは世に「テルモピュライの戦い Battle of Thermopylae」と呼ばれるもので、ヘロドトスの『歴史』の記述に従えば、両軍の兵力差は以下の通り。

【ギリシア連合軍陸戦部隊:合計 5,200】
300 スパルタ重装歩兵
500 テゲア兵
500 マンティネイア兵
120 オルコメノス兵
1000 アルカディア各都市の兵
400 コリントス兵
200 プレイウス兵
80 ミュケナイ兵
700 テスピアイ兵
400 テバイ兵
1000 ポキス兵

【アケメネス朝ペルシア陸戦部隊:合計 210,000】
170,000 歩兵
8,000 騎兵
2,000 その他
30,000 ヨーロッパより参加の歩兵

映画でうたっている300vs100万というのは大げさにしても、5千200vs21万という兵力差は圧倒的過ぎる。

紀元前480年8月…
ギリシア各国は、ペルシア遠征軍の侵攻を知り、イストモスで会議を開催。
ペルシア艦隊をアルテミシオンで、クセルクセス本隊をテルモピュライで迎え撃つことを決議するも、この年オリンピアの開催があり、これを理由に多くの国が戦争に参加しなかった。
ギリシア連合軍は、テッサリアから中央ギリシアに抜ける幹線道路で最も狭い所で15メートル程度の幅しかないテルモピュライの地に陣を置き、クセルクセス1世率いるペルシア本隊を待ち構える。
クセルクセス1世は、その兵力差のためにギリシア連合軍の撤退を信じて静観するも、5日目になると業を煮やして全軍に進撃を命令。先陣を切ったメディア軍は被害を拡大させたのみでギリシア連合軍を打ち破ることができず、2日目にはヒュダルネス率いる不死部隊を投入するも、尚ギリシア連合軍はこれを持ちこたえた。
クセルクセスは焦りを見せるも、地元民の内通者からの情報で迂回路であるアノパイア間道の存在を知って、夜間不死部隊をこの間道に向かわせる。翌朝、不死部隊はギリシア軍の背面に展開することを得る。
3日目未明に、ギリシア連合軍はアノパイア道からのペルシア軍の進軍を知って会議を開き、撤退を決議。諸都市の兵4000を先に逃亡させ、スパルタ重装歩兵とテバイ、テスピアイ兵のみが戦場に残ってペルシア軍を迎え撃った。
ペルシア軍に包囲されたスパルタ兵たちは、必死の抗戦を続けるもレオニダス王は戦死。遺体はペルシア軍に奪われ磔にされる。スパルタ兵は王の遺体を取り返すため猛然とペルシア軍に挑み、壮絶な戦闘の後、遂に王の遺体の奪回に成功。
その後、兵の数を減らしながらも抗戦。戦いは最後の兵が倒れるまで続いた。
この戦闘で、ギリシア連合軍の被害はスパルタ兵全滅を含め1千以上、ペルシア軍は2万の兵を失ったと言われている。
テルモピュライでペルシア軍を食い止め時間を稼いだことで、アテナイの市民に非難させる余裕を与え、アテネ海軍にペルシア軍を海上で迎撃させる態勢を整えることを可能にし、これが後にサラミス沖の海戦での勝利の要因となった。その後ペルシアによる欧州への侵攻は途絶えたことから、アジアから欧州の危機を救った英雄として、テルモピュライで玉砕した300人のスパルタ兵は今だに絶大な評価を受けているという。

スパルタ人についても言及してみよう。

スパルタは、ドーリア人による軍事都市国家で、スパルタ人は自らを「ラケダイモン」と呼んでいたという。
彼らの先祖は、紀元前10世紀頃にギリシャ北方からペロポネソス半島に侵入し、先住民アカイア人を征服。さらに時を置かずに西の隣国メッセニアを征服。征服した土地はすべてスパルタ市民に均等配分され、征服した先住民は奴隷(ヘイロタイ)として農業に従事させた。5万人程度の人口であったスパルタ人に対し、ヘイロタイは約15〜25万人もいたと言われており、この被征服民の反乱を抑圧すべく、スパルタは市民皆兵主義が導入され、幼少時より戦士としての訓練を受けた。
子供は国のものという考えの下、生まれた子供は長老に調べられ、虚弱者は山奥の洞穴に棄てられ、健康な者のみ育てることを許された。男子は7歳になると親元から離され軍の駐屯地にて共同生活を送り、軍事教練を旨とした集団教育を受ける。この中では、子供達をわざと飢えさせ、畑や大人たちから食物を盗むよう仕向け、捕まると容赦のない体罰を与えるが、狡猾さと俊敏さを身につけさせるためにこれを奨励したと伝えられる。12歳からは肉体的訓練及び戦士としての心構えを叩き込まれ、この過程で肉体に障害を持った者は殺され、将来強靭な戦士となる見込みのある者のみが残された。いわゆる「スパルタ教育」というわけだ。こうして18歳になると成人となって、60歳で兵役免除となるまで兵役に従事することとなる。
国政においては、アギス家とエウリュポン家の2王家より2人の世襲の王が並立し(レオニダス王はアギス家)、これに60歳となり兵役免除となった者の中から選出された28人の長老が加わった長老会、さらに全市民参加の民会によって、毎年5人の監督官が30歳以上の市民の中から選出され、王を含む全市民に対する監督権と司法権を保持したという。
スパルタ人は質素倹約を旨とし、一切の貴金属製装飾品の所持を禁止。戦場で臆病とみなされると、社会から謀殺され、顎髭の半分を刈り取られた姿で生きることを強要された。

炎の門—小説テルモピュライの戦い
炎の門—小説テルモピュライの戦い

2007年05月28日

『300(スリーハンドレッド)』

300

試写会観てきました。

ともかく面白い。これは今年前半にして早くも今年最高の映画になる予感大だ。
絶対イイとは思っていたが、さらにその予想を超えてイイ。

何といっても画面が美しい、人体が美しい、動きが美しい。画面の色調は『キャシャーン』っぽいのだが、あちらが閉鎖間や鬱屈間があるのに対し、こちらは似た色調でありながら広がりや温かみがあって居心地の悪さがない。
ストーリーも長ったらしい前置きもなく戦いへの入りもスムーズで、説教じみたセリフも少なく、小気味良い。

スパルタ人の超人的肉体が描き出す美しいまでの身体の動きを見せる演出が、実に素晴らしい。
剣を敵に叩き込むまではものすごい早い動きだが、刃が敵の身体を切り裂いたインパクトの瞬間画面は数秒間スローになり、また次の敵への攻撃へと身体が動いたところからまた素早い動きに変化するといった緩急の連続で見せる戦闘シーンは見事なまでで、その緩急が生み出すリズムの気持ちよさにすっかり酔わされてしまう。気がつくと拳を握りしめ、目をカッと見開き眉間に皺を寄せて見入ってしまっていた。こいつはヤバい、ヤバ過ぎる。
観終わった後もなかなか興奮を抑えられない。血がたぎるとはこういう状態を言うのだろうか。
理屈ぬきの熱血。大好物。

300

ほとんどオール満点だが、敢えて重箱の隅的に難点を言えば、奇形のスパルタ人は別にいらなかったかなとも思う。
『300』は、ここ何年間続いた戦争モノ映画の結実を見た思いがする。ラストシーンはオイラの大好きな『ブレイブ・ハート』を連想させるし、『トロイ』の戦闘シーン、『ラストサムライ』の玉砕魂のイイ所取りといった感じ。
これは本公開後、もう一度観に行きたい。

2007年01月08日

『墨攻』

墨攻

大学時代、このマンガ大好きでした。知略のみで墨家が大軍から城を守る話に、当時は興奮しながら読んだ記憶がある。革離役が厳つい坊主頭の男ではなくて、男前のアンディ・ラウが演じているのは気に入らないが、それでも充分興味をそそられる映画であることは否めない。
正直楽しみ。

2006年12月05日

『パプリカ』

パプリカ

観てきました。

今敏作品は相変わらず密度が濃くってオイラ好みだ。
極彩色で細かい絵が次々にモーフィングしていく作画は、世紀の駄作『平成狸合戦ぽんぽこ』っぽいので観る前はやや不安だったのだが、今作品ではその点は然程気にならなかった。
前述の『平成狸合戦ぽんぽこ』の失敗でも解る通り、アニメの作画の場合は実写と違って描かれたものすべてに視点が分散し、さらにイメージを膨らませる程に画面に圧迫感が増するという皮肉付き。夢の世界という自由であるハズの空間が、非情に強迫染みた印象を濃くしていく。意識的に狙っているとしたら、『平成狸合戦ぽんぽこ』とは逆にかなり効果的だったと言わざるを得ない。まぁ、狙っているんだろうけどね。
ただし、夢が現実に入り込み、夢と現実の区別がつかなくなってくるという構図は、そもそもが実写ではない作画による画面であるため、驚きや恐怖感を煽れず、ややその視覚的効果は弱いように思われた。

パプリカ

精神医療総合研究所のセラピストである千葉敦子(林原めぐみ)が、超肥満巨漢の天才科学者の時田浩作(古谷徹)と共同開発した他人の夢に入り込み精神治療を行うDCミニを使い、密かに夢探偵パプリカという存在を装って治療をしていたが、何者かによってDCミニが盗み出され、悪用されて被害者が出ていく。所長の島寅太郎(掘勝之祐)、所員の小山内守雄(山寺宏一)と共に犯人を探すが、DCミニの開発に反対している理事長の乾精次郎(江守徹)がDCミニの開発中止を決断する…。

配役で筋が推察されってしまうの残念だが、お馴染みの腕の確かな声優たちばかりなので、その点安心して観ることができた。反面、やや新鮮さに欠けていた、というか声優の個性が勝ち過ぎている感があったとも言えるが…。
大好物なテーマと、贔屓にしている今敏監督作品とあって、少々期待過多であったことは否めないのだが、どうにもこの物足りなさは何だろう…。
決してスーパーヒロインものを期待していたワケではなかったハズなのだが、思った程パプリカが活躍しないとこが物足りない原因なのかなぁ? 原作はどうなっているのか知らないが、冒頭に押し込められているパプリカの活躍をもう少し長く描き、パプリカというキャラクターの魅了度を充分に上げておいてから、千葉敦子というキャラクターを登場させてくれたなら、そのギャップに一気に持っていかれたのではないかと残念に思う。

思想的・社会的テーマを提起しているにも関わらず、最終的に大ボス倒したら丸く治まる的な結末はいかがなものかと思われるし、深く思想・哲学的なことを考えさせるには、物象の波がそれをさせてくれない。『攻殻機動隊GHOST IN THE SHELL』にあるような沈黙時間が欲しかったように思われる。
そういう意味では、ちょっとテーマと表現が足の引っ張り合いをしているようにも感じられたかな。

監督の今敏と原作者である筒井康隆がペアで声優参加していたり、ラストシーンの映画館の看板がこれまでの今敏作品だったりというちょっとした記号も見逃せない。
そらから平沢進の音楽、これは文句なくすばらしかった。DVD買わなくてもサントラは買っちゃうかも。

総観としては……『東京ゴッドファーザーズ』の方が良かったなという感じ。

2006年09月14日

『X-MEN Final Decision』

X-MEN Final Decision

観てきました。

この手の映画では、深い人間描写やドラマなんかはそれ程期待しているものではない。まったくそういうものがいらないとまでは言わないにしても、そこら辺の期待度は低く、やはりアクションを見に来ているという意識なのでそこはちゃんとして欲しいかな、と。
で、そのアクションはどうだったのかと言うと、ちょっと今回は能力勝負というよりもパワー勝負っぽい戦いが多かった印象があった。そこのところは監督がブライアン・シンガーからブレッド・ランナーに変わったせいなのか?
もっとジャンケン式に、パワーだけじゃ勝てない(ジーンだけは別格だが…)というような頭脳戦も欲しかった気もする。
迫力や規模は大きくなったが、全体的には『X-MEN2』の方が面白かったかな。

細かい部分を言っておくと、

原作知っている者としては決して好ましくはないのだが、映画的に言えば、ストームはウルヴァリンのことが好きで、ジーンへの執着を必死に止める風な方がイイ感じになった気がしないでもない。
それとサイクロプスの扱いはちょっとヒドすぎ、セリフだけで殺されていたし。殺すにしてもちゃんと映像にしてあげるくらいはしてあげても良かったのじゃなかろうか。
あとやっぱりローグは可愛いくない。
ストームは髪型変えてさらに可愛いくなった。回転アクションもかなり良かった。
完全版アイスマンが拝めたのにも満足。

X-MENシリーズの完結編とか言っていたが、エンドロール前後で続きを臭わすシーンが挿入されていたし、サブタイトルも「Final edition(完結版)」ではなく「Final Decision(最終決定)」なので、もしかしたら今後も続編が製作されるのかも知れない。原作にはまだ山程エピソードとキャラがあるので、作ろうと思えばいくらでもネタはあるハズだ。『寅さん』とまでは言わないが、『X-MEN』も長期シリーズものになってくれるとイイな。

2006年09月01日

『ゲド戦記』

ゲド戦記

あんまり悪評が飛び交っているので、観に行かない方向で考えていたのでけれど、友人の、どれだけ悪いか観に行った方が良いという言を入れて、観に行って来た。

極力ニュートラルに構えて観たつもりだが、絵が一緒だからねぇ、どうしたって無意識に宮崎駿の作品と比較してしまうよね。でも、むしろ下馬評が悪いだけに案外期待感がなくて良いかも…。

で、観た感想はというと、正直面白くなかった。欠伸が何度も出てしまった。
どこが悪いのか観に行ったにしても、映画自体はそこそこ楽しめるかとも期待していたのだが、これ程おもしろくないものになっていようとは想像だにしなかった。
原作読んでいないせいか、ところどころ不明解なところやその他いくつかの要因が相まって、ちょっと物語に入り込めない感があった。
物語は決して難解ではないのに、肝心なところで説明が抜けているし、世界がおかしくなっている原因が何なのか、結局大ボス(いやあれは中ボスクラスだな)倒したら終わりってのも何かしっくりこなかった。世界がどうのこうのと大風呂敷広げておいて、最後はボス倒しただけで世界が変わるのか疑問。
各個人の背景が見えてこないキャラの見せ方にも問題があるな。原作読んでこないとダメなんて映画は、それこそダメなのじゃないのかなぁ。映画の中だけで整理してみても、その言葉、行動に合点のいかないこと甚だしい限りというのは、やっぱりダメなのじゃない?
細かいこと言うと沢山になるので、最も気になった2点。

まず、主人公アレンが父を殺して魔法で鍛えられた剣を奪って逃げるのだけれど、これの意味が分からない。冒頭突然起こった出来事で、この行動の説明はなく、中盤ようやく説明があったと思ったら、「何故あんなことしてしまったかわからない。時々凶暴になってしまうんだ」って説明になってな〜い。殺しただけならまだしも周到に父が一人になるのを狙い、まさに計画的に魔法の剣を奪うための行動としか思われないようなシーンだったのだが、あれに理由がないってちょっと考えられない…。

もう一つはアレンとテルーが何故仲良くなったか。それまでちょっと行き過ぎなのではと思われるくらい攻撃的にアレンを嫌っていたテルーが、草原で歌を歌っているのをアレンが聞いて涙したと思ったら、次のシーンでは仲良しになっちゃってて、あれっ今何があったの? って我が目を疑った。あのシーンでテルーが心を開く意味がわからない。テルーの心の底からほとばしり出た歌に共感して涙してくれたから? それだけ〜弱いなぁ〜。少しずつ変化があって、ダメ押し的なきっかけとなるならまだしも、あれじゃあちょっと納得できない。


色彩も豊かで絵は素晴らしい。音響・音楽もいい。なのにキャラが魅力がなくて物語が意味不明ではどうしようもない。映画の外の事情は置いておくとしても、何より映画としておもしろくないってのが致命傷だな。
設定、物語等から推察するに、原作はもっと違ったものを表現しているのではないかという感触はあったので、少なくとも、原作読んでみたい気にはなったかな。

2006年08月01日

『嫌われ松子の一生』

嫌われ松子の一生

ワーナーマイカルで上映してくれないので今更になってしまったが、観てきました。
中島哲也の『探偵濱マイクTV』と『下妻物語』は2つともツボにはまったので、この作品も間違いなく面白いだろうと踏んでいたが、思った通りかなり良かった。
冒頭の2〜3分でもう全然面白くって、抜群の配役だし、130分の長編ながら1シーン1シーンがすべて強調と誇張のアニメ的な表現で満たされ、全然飽きさせない作りになっている。オイラはこういう映像に慣れているのでちっとも問題ない、というか大好きなのだけれど、耐性のない一般の人はこの密度の濃い映像の連続で疲れてしまわないかなどと、余計な心配をしてみたりもした。
明らかに不幸の連続の人生が、終局の死に向かって怒濤のように展開されているのに、ちっとも悲壮感がなく、涙なんかちっとも出てこない。それどころか、不思議なことに何だか元気が出て来てしまうという具合だ。
冒頭、近所で「嫌われ松子」って呼ばれてるって説明が入っていたけど、松子って全然嫌われていないのだよね。タイトルで「嫌われ」っていう主観を持たせておいて、映画を見ていくうちに松子に魅せられていって、最後には、松子って嫌われてなんかいないじゃない、っていう弁護とも同情ともつかない不思議な感情に支配される。あれ、おかしいな、今頃涙が出てくる…。

2006年07月20日

田中麗奈の猫娘

田中麗奈の猫娘

ウエンツ瑛士主演で実写化される『ゲゲゲの鬼太郎』は、露程も期待していないのだが、先日公開された猫娘役の田中麗奈の画像には、ちょいと食指が動いた。
田中麗奈ってもう26歳なのね。元々猫っぽい顔だから、よくわかる配役だ。他の配役は、子泣き爺役に間寛平、砂かけ婆役に室井滋とのことだが、こちらはどうでもいいな。
映画自体はおそらくつまらないものになろうとは思うが、この何ともエロい田中麗奈の猫娘だけはちょっと見たいかも…。


2006年06月22日

『立喰師列伝』

立喰師列伝

渋谷での公開が終了してしまい、忙しくて観逃してしまっていた『立喰師列伝』だったが、1日1回、20:45からのレイトショー上映のみで明日まで吉祥寺で上映しているというので、駆け込みで観に行った。

押井守の『アヴァロン』『イノセンス』にはガッカリさせられたが、まぁ、映画自体がおもしろくなかったとしても、押井作品の映像は一見の価値はあるだろうとの打算もありつつ、今回は押井本来のテイストっぽいいのでちょっと期待もしていた。

で、観た感想はと言うと
正直なところ「一部の押井ファンのオタクだけが楽しめる映画だな」と思ったな。

『紅い眼鏡』『御先祖様万々歳!』『パトレイバー』『犬狼伝説』と観てきて押井作品を許容しうるオイラには、割合心地よくさえある哲学的虚飾の言葉攻めも、一般人には苦痛か睡魔を起こさせるものでしかないかも知れないし、学生時代の庵野が作ったダイコンフィルム(もちろんウルトラマンを演じているのは庵野自身)や、『紅い眼鏡』のスチールの挿入、『御先祖様万々歳!』の犬丸シーンの再現、『ケルベロス地獄の番犬』のプロテクトギア50体と配置が同じ牛五郎軍団のシーンなど、各所に配置された膨大なオタク向けの記号も、オタクにとってはニヤリとさせられるものではあっても、知らない人にとっては意味不明のものでしかないかとも思われる。

キャスティングにしても、俳優などは一切起用せず、友人やスタッフといった、ほとんど身内で固められている。

立喰師列伝

・月見の銀二………………………吉祥寺怪人(押井の雑談相手という模型雑誌の編集者)
・ケツネコロッケのお銀…………兵藤まこ(押井の実写作品ではお馴染みの声優)
・哭きの犬丸………………………石川光久(プロダクションI.G.代表取締役)
・フランクフルトの辰……………寺田克也(イラストレーター)
・中辛のサブ………………………河森正治(アニメ監督・メカデザイナー)
・牛丼の牛五郎……………………樋口真嗣(アニメーター)
・ハンバーガーの哲………………川井憲次(押井作品ではお馴染みの作曲家)
・冷やしタヌキの政………………鈴木敏夫(スタジオジブリ代表取締役社長)
・マッハ軒の店主…………………品田冬樹(造形師)
・予知野屋・ロッテリア店長……神山健治(アニメ監督)

上記の面々は顔出しだけで声は声優が担当しており、山寺宏一、榊原良子、立木文彦らのお馴染みベテラン勢で固めている(そう言えば、ロッテリアの店員役で水沢史絵なんかも出ていたな)。意外にも千葉繁は出演していなかった…。
もちろんオイラでさえ顔を知らない人もいたのだが、寺田克也や河森正治、川井憲次、樋口真嗣、そして鈴木敏夫が出てきた時には思わず吹き出しそうになったわい。
撲殺されるジブリの社長(押井作品では二度目の殺され役)や、踏みつけ蹴られまくるプロダクションI.G.の社長などに、何かしら意味を感じずにはいられないが、やっぱりそういう意味があるのだろうねぇ。
でもこれも訳知りのオタクにしか楽しめないトコ。月見の銀二が天英世でないのはいかにも残念だなんて言っても一般人には通じまい。

こうしたオタクにもに通じる記号を知り得る術を持たぬ一般人が、ナレーションのみの動きの少ない映像で起承転結のない映画を104分も観て楽しめるか、甚だ疑問である。

一般ウケしそうなのは、予知野屋とロッテリアあたりかな。
食べ物を主題にしながら、遂に一回も「ウマい」という台詞が出てこないし、現代を代表するコンビニやラーメン屋という店舗が登場しないことは興味深い。

結局トコロ、とどの詰まりは、月見の銀二が説教によって無銭飲食を実現したゴトの技術は、実はこの映画の観客に対して使われいるという構図なワケだ。つまり、その虚飾に彩られた一見いかにも理屈の通っていそうな膨大な哲学的ナレーションによって、観客は映画館の入場料をかすめ取られたのである。この作品が商業映画ではなく、押井の個人的映画の色が強いので、余計にゴトにはまった感が残る。

2006年06月17日

実写版デスノート

実写版デスノート

今日の『王様のブランチ』で実写版映画の特集をやっていた。
藤原竜也という配役ですでに不安要素は充分だったが(っていうか初めっから期待などしてはいなかったのだが…)、六法全書を投げ捨てるシーンがあり、これを見た瞬間、「ああ、これはダメだな」と思った。
結局キラを藤原竜也にした時点で、繊細な内面性を表現しようという思惑が感じられ、この監督は原作を理解していないのではないかと思っていたのだが、六法全書を投げ捨てるシーンでその予想が正しかったことを確信した。

『デスノート』の魅力とは、夜神月という天才青年のその迷いのない強靭な精神力と高い知能指数に支えられた行動力である。彼は自らの理想を現実化できる能力を与えられ、水を得た魚のように躍進するが、およそ凡人が惑わされてしまう、権力欲や物欲、恋愛、家族愛などの何事にも決して揺るがされることがない。誰も彼に追従することができないその痛快とも言える行動に魅了される。そしてそんな彼の前に現れる最大のライバル。読者は嫌が応にも興奮せずにはいられなくなってしまう。

ところがどうだ。凶悪犯が司法の網をかいくぐって平然としている様を見て、六法全書を投げ捨てるなんて行動は、それまで信じていたものへ対する怒りや失望の表現であり、その反動で殺人という狂気へ走る主人公への共感を誘おうという意図が垣間見える。そんな主人公はこれまでもあった平凡な主人公像に過ぎない。

最近こうした人気マンガの実写化が多いが、人気があるから儲かるだろうくらいの短慮で製作しているかのような心ない作品が多いように思われる。製作者は、本当に原作のファンで、実写化させたいという熱意を持って製作しているのか疑問だ。まず、そもそも何故実写化させなければならないのか、その発起点にすら疑問を感じてしまう。やっぱ金儲けなのかなぁ?
実写化するなら作品的に原作超えるのを最低条件にして欲しいものだ。

見てもいない映画にこれだけの批判をするなどということは、普段のオイラなら決してしないのだが、これはちょっと腹に据えかねたので、思わず書いてしまった。

2006年05月29日

『下妻物語』

下妻物語

音楽担当が菅野よう子だと言うので前から気になってはいたのだが、観るのは初めて。
それというもの自称マリー・アントワネットの生まれ変わりの深田恭子が癇に障っていたからなのだが…。

観てみると、意外にも面白かった。
映像が良く知っている監督のモノに似ていたので、気になって調べてみると、案の定中島哲也監督の作品だった。中島哲也と言えば、スゴい好きだった『私立探偵濱マイク(TV版)』の監督じゃないか。そうか、そういうことだったのか。全然知らなかったわい。
で、今月27日に公開された『嫌われ松子の一生』も中島哲也の監督作品で、今日の放送はその広告戦略だったワケだな。最近の映画業界事情に疎過ぎだなオイラ。

となると『嫌われ松子の一生』はかなり面白そうだな。劇場に観に行っちゃおうかな。

2006年02月24日

『修羅雪姫』

修羅雪姫

深夜に放送していたので見てみたのだが、正直驚いた。
『キル・ビル』がこの作品をインスパイアしていることは知っていたが、そのパクり具合がここまでとは思っていなかった。妊娠・復讐・殺し屋・人体切断・雪といった要素がことの外よく似ていて、しかも一人ずつ殺していくのが1エピソードずつ4部構成になっていて、それぞれの最初に副題がテロップされるところもソックリ。

それにしても梶芽衣子ってこんなにキレイだったのね。
『鬼平犯科帳』のおまさ役でしか知らなかったので、年増な姿しか存じませなんだ。
映画自体も、脚本が良いし、映像のレトロさもあってかなり面白かった。
来週、第二作目『修羅雪姫 怨み恋歌』がやるようなので忘れずに見ようっと。

修羅雪姫 DVD
修羅雪姫 DVD

1973年/97分
監督:藤田敏八/原作:小池一雄・上村一夫
脚本:長田紀生/音楽:平尾昌晃
出演:梶芽衣子・黒沢年男・大門正明・赤座美代子・岡田英次・西村晃

2006年01月30日

『オリバー・ツイスト』

オリバー・ツイスト

観てきました。

文豪チャールズ・ディケンズの名作が原作で、『戦場のピアニスト』のロマン・ポランスキー監督の新作だ。ほとんど予備知識なしに観たが、おそらく原作では長く描かれているのだろう前半の、見事なまでの飛ばし方は小気味良かった。制作費80億円をうたうだけあって、セットも見応え充分。映画作りの匠の技を見たという感じだ。
テレビなどでは、主役を演じた12歳の子役バーニー・クラークの天才ぶりをアピールしていたが、オリバーは受身主体であんまり魅力を感じなかった。むしろ注目すべきは、ベン・キングスレー演じるこそ泥少年たちの元締めフェイギンというキャラクターだ。
孤児たちにスリを仕込んで働かせている悪党なのだが、少年たちには好々爺のような表情で接し、オリバーを(稼げると)見込んで親切にしてくれる。善悪二つの顔が入り交じった何とも言えない魅力を持つ、このフェイギンという老人に感情移入して観る方がこの映画は楽しめるかもしれない。

ベン・キングスレーって誰だ、と思って調べてみたら、『サンダーバード』でスキンヘッドの悪役演じていた人だ。うわぁ、全然わからなかったな。『ガンジー』も彼か。

結局、オリバーが頑固にイイ子でいることを押し通したために、小悪党どもの生活を破綻させてしまったようにも見え、嘆声な顔立ちのこの少年が悪魔の子のように感じられたのだが、それはオイラの心が純粋でないからなのか?
感動したか、と言われると正直感動はしなかったが、観て損したとは思わない。そんな作品だった……かな。

2005年12月27日

『ロード・オブ・ウォー』

ロード・オブ・ウォー

Gyaoで無料チケットを貰ったので、新宿まで観に行った。元々観る予定のなかった映画、新宿までの運賃を考えると、得をしたのかどうか、微妙なところだ。

そんなことはさておき、映画の方だが、
いや、実に良く出来た映画だ。文句のつけ所がない。強いて言うならば、良く出来過ぎているがために、何となくもの足りない。
世界の武器輸出をテーマにした限りなくドキュメンタリーに近いドラマなのだが、その重いテーマの中にあって、映画は見事なまでにエンターテインメント性を欠いていない。映像もさることながら、その演出の巧みさには唸らされる。まったく良く出来た映画だ。
なのにこの充実感のなさは何だろう。あまりにも理路整然と描き過ぎなのだろうな、きっと。

2005年11月19日

『どろろ』実写化

どろろ

主演は妻夫木聡と柴咲コウだとか。ヒドイな…。
絶対見ない。

どろろを百鬼丸を同年齢に設定したのは、「二人の関係性をよりスリリングなものにしたい」
という製作サイドの意向なのだそうだ。

うわぁ、こいつら手塚治虫の趣味を全然わかってないよ。
少女だからこそスリリングなのであって、同年齢にしたら平凡なメロドラマになっちゃうやんか。
あぁ、これで制作費20億円ドブ捨て決定だよ。

2005年11月06日

『スウィングガールズ』

めっちゃオモロイ。
めっちゃ楽しめた。

2005年11月05日

『ブラザーズ・グリム』

ブラザーズ・グリム

観てきましたよ。

企画の良さって言うか、内容聞いただけで飛びついちゃいましたよ。
『赤頭巾』『ヘンゼルとグレーテル』『ラプンツェル』『ジャックと豆の木』といった馴染みの物語世界が見られるというだけで、無類のファンタジー好きのオイラには堪りません。
ところが観てみると、結局面白かったのは『グリム童話』のパロディ部分ばかり。何だか普通に『グリム童話』を忠実に映像化したものを観たいな、と思ってしまった。
ん?ということは企画失敗なのか。

あるいは期待が大き過ぎたのかも知れない。これだけの素材と最新のCG技術を持ってして、この程度とはちょっと欲求不満かな。もっと面白くできたろうに、と物足りなさを感じてしまった。この物足りなさがこの映画の感想のすべてだな。

監督誰だよ?
……テリー・ギリアムかぁ。あぁ『 バロン』の時も何か同じ感想を持った記憶があるぞ。

グリム兄弟はあんまり魅力的に見えなかったが、モニカ・ベルッチはキレイだったし、動く森の木々もなかなか見物だった。でも処刑人のおっさんが急にイイ奴になっちゃうの変だったな。
ファンタジー好きのオイラはチケット代程度には楽しめた。

来年公開の『ナルニア国物語』に期待しよう。

2005年09月14日

『チームアメリカ★ワールドポリス』

『チームアメリカ★ワールドポリス』

観てきました。
かなり期待していったせいか、失望の色を隠せない…。

造形やエフェクトはとっても趣味の世界で良かったのだけれど、脚本と演出がダメ。
全編学生のノリで、表現はきわめて直接的だし、大声で卑猥で汚い言葉を叫び続けているような感じで、大人の鑑賞に耐えられるような、知的なところから出る下品さとは別モノだった。

金日成は当然としても、何人もの実名俳優たちがテロリストとして登場して惨い最期を遂げる様はさすがにスゴかった。しかし、お祭りのようにハイテンションで騒いで終わりってのは、映画としては×。
総観は、汗だくで叫び続けるだけのハードロックってな印象。
テンポの緩急やドラマ作りってのが重要だなって思った。

笑えるかって? ニヤリって程度かな。

2005年09月07日

『マッハ!!!!!!!!』

『マッハ!!!!!!!!』

Gyaoで無料配信されていたのでさっそく鑑賞。

いやぁ、スゴいスゴい。
ストーリーや演出はこれまでのアクション映画を踏襲したものに過ぎなかったが、アクションがものスゴい。ジャッキーのカンフー、リーの少林寺拳法、セガールの合気道とも違う新たなジャンルで、護身というよりもむしろ積極的に相手へと打撃を与えて倒す姿は、ブルース・リーに通ずるものがあるように感じた。しかしその動きは独創的で、これまで見たことのない新鮮なものだった。リングで見るムエタイとはまったく別モノだね。変幻自在の蹴り技だけがムエタイの真骨頂だと思っていたが、肘打ちがこれ程有効に使われる姿は見たことがないな。
惜しむらくは、主人公役の俳優に華がない。朴訥な田舎の青年の役にしても華なさスギだって。

この映画、「CGもワイヤーアクションも使わない」をウリにしていたが、アクションはド迫力で、スタントを使わないことをウリにしていた初期のジャックー・チェンの映画を思い出した。エンディングに流れたメイキングを見て、ヤバいくらい危険なことやってんなぁ、と改めて驚かされた。

2005年08月05日

『ロボッツ』

ロボッツ

観てきました…………すごく良かった。

まず美術が素晴らしい。
またすごいソフトウェアを開発したものだ。金属の質感がリアル過ぎる。テクスチャの光沢や影、モノの映り込みの処理が実にきめ細かく、実物を使って撮影したのかと思えてしまう程。架空のロボットたちやロボットの街が、これ程の存在感を持って画面を作っているというだけで、ある意味この映画は成功だとも思える。

わずかに難を言えば、ヒロインのロボットが可愛くない。キャピーの顔はどこかおばさんっぽくて、お転婆娘のパイパーの方がまだしも可愛く思えるくらいだ。
あと、慣れているオイラにとっては苦はなかったのだが、情報量過多な画面なので、多少見ずらいと感じる人もいるかも知れないな。

テーマや風刺は至って単刀直入。心理描写とかいった深さは感じないが、そういうトコを掘込む作品ではない。夢のロボット世界を描く直球ファンタジーとして素直に楽しめた。
これでもかってくらいにお遊びが満載で、パロディやおふざけも堂に入ったものだ。スタッフがノリノリで作っている様が目に浮かぶよう。

上映時間は90分と短めだが、見ていて物足りないとは感じなかった。構成が良いのだな。やっていることは王道中の王道で、斬新でもないし派手さもないが、ワクワクして笑えて、それで最後はホロリとくる、過不足ないバランスの良い傑作だと思えた。

2005年07月17日

『寄生獣』ハリウッドで映画化

岩明均のあの『寄生獣』が実写映画化だとか………何か違うでしょう、それ。
監督は『THE JUON/呪怨』の清水崇氏………ってますます違うでしょう、それ。

どうせ『スピーシーズ』みたいな映画になるのだろう。
『寄生獣』は表面的にはアクションホラーかも知れないが、その根底に流れているのは、生命や種といった哲学的なもののハズで、事件や戦いの場面よりもむしろ主人公・新一とミギーとの会話の中や、戦いの合間の新一の心の動きなんかが、その主たるところだったように思うのだが、ハリウッド的方法論の脚本では、おそらくそこはおまけ程度の薄っぺらいものになり、切り刻まれる人体や、CGで作られた化け物たちが暴れ回るアクションムービーに成り果てるであろうことは想像に難くない……。

今からでも遅くないから、やめて下さい。お願いします。

2005年07月08日

『スター・ウォーズ エピソード2 クローンの復讐』

スター・ウォーズってイマイチだなぁ、って思っているのはオイラだけではないハズだ…。

2005年06月30日

クロマティ高校をクロマティが訴える。

本家のウォーレン・クロマティ元巨人軍選手が、『魁!!クロマティ高校』の映画公開に怒っているらしい。新手の宣伝方法かとも思ったが、どうやら本気なようで、東京地裁に公開差し止めの仮処分申請をするつもりだとか。
青少年のための活動をしているのに、自分の名前が不良高校の名前に使われている、とお怒りらしいが、衆知のごとく『魁!!クロマティ高校』は不良マンガなどではない。ギャグマンガだってことを彼は知らないのだろうか。誰か教えてあげて下さい。
元プロスポーツ選手なら、一緒に映画に出演しちゃうくらいの柔軟さとフットワークの良さを見せて欲しいものだ。

ちなみに、Dennis Franklin Cromarty High Schoolという名の学校が実在するそうです。

2005年06月15日

『Mr.インクレディブル』のDVDが届いた。

Mr.インクレディブル

予約していたDVDが来たので早速観たが、やっぱりこの映画は最高だ。
これほどパーフェクトな作品は昨今希な存在だ。
ストーリー、キャラクター、設定、ディテール、テーマ…どれもまったく文句のつけようがないな。
2枚組なだけあってDVDの特典映像もてんこ盛りだ。

■ 監督のブラッド・バードと製作のジュン・ウォーカーによる音声解説
■ 初期構想で変更になった別バージョンのオープニングの絵コンテアニメの他、
 没になったアイデアや、製作途中でカットされたシーンなど(監督の解説入り)
■ 短編『ジャック・ジャック・アタック』
■ スーパーヒーローのデータ集
■ アニメ版『Mr.インクレディブルと仲間たち』
■ 劇場予告編×3
■ メイキング
■ ギャラリー(絵コンテ、キャラデザイン画、背景、カラースクリプト、他)
■ 劇場で『Mr.インクレディブル』の前に放映された短編アニメ『バウンディン』

『ジャック・ジャック・アタック』では、劇中最後にちょこっとだけしか活躍しなかった赤ちゃんが暴れ回るオリジナルアニメで、ちょうど3人が島に向かう時、カーリに預けられていた間のお話。作画は劇中同様のクオリティで、とてもオマケで作ったとは思えない程。

『メイキング』もかなりボリュームがあり、あのエドナ・モードの誕生秘話からキャラデザインやCGソフトウェアの開発などの細かい話まで、これはもう目一杯見せてくれる。

『スーパーヒーローのデータ集』も必見。劇中ではちょっとしか登場しなかったキャラの設定だけに留まらず、ちょっとしたインタビュー音声までついている。これはかなり楽しい。

特典映像だけでもゆうに本編時間を上回る程で(実際上回っているのかな?)、これを見るだけでもDVDを買った価値は大きい。これで2,264円は安すぎだな。

それにしても、シンドロームはどうしてあんなにくりーむしちゅーの有田に似ているのかなぁ…。
あぁ、それと今回DVD観て発見したことがあった。
劇場で観た時は気がつかなかったのだが、結婚式にエドナ・モードが参列していたことと、Mr.インクレディブルがハゲてたこと。一時停止して細部を観てみると、まだまだいろいろ発見があっておもしろいわい。

この作品、『バズ・ライトイヤー』の例もあるし、TVアニメ作っちゃいそうな気もするが、その場合、粗悪な2Dアニメにしちゃいそうで不安だ。つまらん続編なら願い下げだが、このスーパーヒーロー・ファミリーの活躍をもっと見てみたいというのも正直なところで、複雑な気持ち…。

関連:『Mr.インクレディブル』

2005年06月07日

『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』

『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』

以前、ネタかと思った程にありえねぇ映画が、遂に公開されるらしいッス。
出演者は以下の通り。

  神山高志 :須賀貴匡
  メカ沢新一:武田真治
  林田慎二郎:虎牙光輝
  前田彰  :山本浩司
  フレディ :渡辺裕之
  竹之内豊 :高山前廣
  北斗武士 :金子昇
  山口ノボル:増本庄一郎
  マスク・ド・竹之内:板倉創路
  他    :ロバート、阿藤快、ゴリとラー

渡辺裕之のフレディはかなりイイ感じだが(本人よく引き受けたな)、他は何だか中途半端だなぁ。メカ沢が武田真治ってのも何だろうなぁ。声だけなんだから若本規夫で良かったんじゃないのか。って言うか、メカ沢は若本規夫以外ありえないっしょ。
監督は『地獄甲子園』の山口雄大だが、オイラ『地獄甲子園』観てないから、どんなもんか判じかねる。あ〜でも実写版メカ沢にはちょっと興味をそそられるかも。

フレディ:渡辺裕之


『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』  http://www.kurokou.com/

2005年05月20日

『ヒトラー〜最期の12日間〜』

ヒトラー〜最期の12日間〜

今月8日にドイツで、ナチス・ドイツ無条件降伏60周年の記念行事が各地で行われたというニュースの記憶も新しいが、恐らくこれに合わせて製作されたであろう1本の映画が、日本でも今夏に公開されるとのこと。
この映画でヒトラー役を演じるのが、あのブルーノ・ガンツ。これがかなり似てます。姿形も然ることながら、その挙動が。ガンツさん、かなり研究しましたな。
肝心の内容の方はというと、ヒトラーの女性秘書の目を通したヒトラーのドキュメンタリー映画で、公開されるや、戦後初めて明らかにされた衝撃の内容に論争は激化し、大きな社会問題になっているのだとか。当事国であるドイツがこういう作品をつくるということに、その意義を感じなくもない。ただし日本の場合、ヒトラー程の強い個性がいたわけではないので、映画にはし難いってトコはあるだろうがね。
半世紀を経て封印が解かれた衝撃の真実ってのが伊達ではないのなら、これは是非とも観てみたいものだ。

2005年05月15日

『キングダム・オブ・ヘブン』

キングダム・オブ・ヘブン

リドリー・スコットの手腕に感服。
最近の戦争映画にありがちなCGの姿がまったく見られない。圧倒的なリアル感はまさに圧巻。これ城壁や櫓、投石機の類いってみんな実物造ったのか?リドリー・スコットならあり得る。戦闘時のハイスピードカメラも小気味良い。145分があっという間に感じられた。

設定・ストーリーはほぼ史実に忠実で脚色は少な目。
攻城戦とはいえ、圧倒的な兵力差の前に陥落は必至。歴史の教科書ではあっっけなく陥落したとしか記述がない戦いだし、これは絶望的な戦いで英雄的な最期を遂げる話なんだと思ったら、もの凄い激戦。手に汗握るその迫力に興奮させられっぱなしだった。

オーランド・ブルームへの評価は分かれるところだろうが、さほど悪い印象は受けなかった。少々表情に乏しい感は否めないがね。わかりやすい演技をしない演出なのか?
脇を固めるのは、リーアム・ニーソンやらジェレミー・アイアンズ、『ブレイブ・ハート』のブレンダン・グリーソンなど、結構知った顔ぶれが多いが、やっぱり地味な感は否めないかな。
あと予備知識なしで観にいったので、顔出しなしのエルサレム王役で、『ファイト・クラブ』のエドワード・ノートンが出ているが、まったく気がつかなかった(わかる人なんていないでしょう)。

父親の存在、貫こうとした意志、描こうとしたテーマは高潔で澱みがない。美術は素晴らしく、戦闘は迫力抜群。敵将との出会う話もイイ。歴史に抵抗感がなければ充分に楽しめる作品だと思われた。

2005年02月24日

『鉄人28号』

『鉄人28号』

長らく影だけで表現されてきた実写版『鉄人28号』が、ようやくお披露目。
……浮いてます。何でこんなに絵っぽいんだ。『デビルマン』同様大失敗の予感。

2005年02月09日

『アレキサンダー』

アレキサンダー

いまいち…。

何だろう、この脱力感は…。
オリバー・ストーンの描いたアレキサンダーは負の動機に満ち満ちていて、ちっとも魅力的じゃない。多少そういう要素もあっったろうが、どうにも偏り過ぎで強引すぎるように思われてならない。
そんな負の動機だけで「世界の果て」といわれたインドにまで来れないって。彼には憧れと使命感という強烈な欲求に突き動かされていたからこそ、かくも遠方の地にまで遠征し続けたはずだ。
史実とも大分異なる趣きも多く、納得しかねる内容だった。
男色を恥じたり隠したりするのもおかしいし(1度もベッドシーンがないのは不自然すぎないか?見たかないけど…)、何人も妾女がいて庶子も生ませていたはずだが、まったく触れない。女に興味がなく男色を好み背徳感を持っているアレキサンダーの人物像には、非常に歪められたものを感じた。

これってもしかして、自己中な正義振りかざして他国を侵略し、自国民の厭戦ムードにも気づかず猛進してしまうどこかの国の大統領に対するアンチ映画なのか?

『ブレイブハート』『ラストサムライ』『トロイ』『キング・アーサー』と、大戦争映画を見ると、大抵見終わっても興奮が覚めやらないものなのだが、この映画はまったく高揚感を楽しめなかった。

アレキサンダー

それにしても…
まったく予備知識なしで見に行っちゃったんで、オープニングでいきなりアンソニー・ホプキンス出てきてビックリ。さらにヴァル・キルマーもフィリッポス2世役で出てたのだけれど、こちらはエンドロールで名前出てくるまで気がつかなかったわい。
あと、美術下手すぎ。装飾品の配置おかしいでしょう。ロケは良かったけどバビロン都市の遠景なんかまったく絵だったものな。そこ手を抜いちゃイカんでしょう。

2005年01月15日

『オーシャンズ11』

期待しすぎた…。中の上くらい。
スタイリッシュだし脚本も良い、尚且つ豪華な俳優陣。でも何かもの足りない…。

2005年01月12日

『カンフーハッスル』

『カンフーハッスル』

地味。
キャストも地味なら画面の色彩も地味。華がないよな。活躍するのは周星馳というより、オッサンやオバサンだからな。
『少林サッカー』はサッカー+少林拳というコンセプトとド派手な演出が絶妙にマッチして、さらに緑のグラウンドに黄色のユニホームと、非常に見栄えのする映像で、これが大ヒットした要因と思われる。あと全編をお笑いで通したことも大きいだろうね。残念ながら、おそらく『カンフーハッスル』は『少林サッカー』ほどには売れないだろう。

とは言え、おもしろくなかったかと言えば、おもしろくないこともない。っていうかメチャおもろかった。『少林サッカー』で馴染みの顔もいっぱい出てたし、一癖も二癖もある味のあるキャラ揃いで、相変わらずのマンガ的演出といい、目一杯楽しませてもらった。
何と言ってもカンフー・アクションはすばらしい。大人数をバッタバッタと倒していくシーンは見応え十分で、完全にネオvsスミスを超えていたね。獅子の咆哮といい、ドラゴンボールまがいの気功弾やオリジナル拳法を使いながら、それでいて太極拳や鐵線拳などの伝統の武芸をしっかり抑えているところが心憎い。カンフー映画マニアも納得できる出来なのじゃないだろうか。
惜しむらくは真面目すぎたかな。後半も前半のように、もっと笑いに寄ってくれても良かったように思う。

もうひとつ難を言えば、周星馳のはブルース・リー世代の映画なんだよね。ジャッキー・チェン世代のオイラとしては辛い修行なしに強くなっちゃうってのには些か抵抗があるな。

『少林サッカー』の続編の噂は消えたが、『カンフーハッスル』の続編製作は正式に発表されているらしいね。楽しみだ。映画中も『サッカーなんてもうやめた』なんてセリフあったし。

2004年12月13日

『タッチ』実写映画化

お願いです。やめて下さい。

2004年12月08日

『Mr.インクレディブル』

Mr.インクレディブル

いやぁ、おもしろかったです。オイラはこの映画、全面的に肯定しますよ。
脚本・演出・キャラクターどれをとってっも最高。これほど完成度の高い作品だったとは驚いたわい。
各所に笑いとドラマをを目一杯盛り込んで楽しませてくれながら、根底に溢れているハートの熱さを感じさせてくれる。良かったとこを挙げてみようと思っても、どこもかしこも良いので、それはそれで困ってしまう。それでも特に好きなシーンを挙げるならば、元イラスティガールであるママの基地潜入、ジャングルを突っ走るダッシュと、そしてやっぱりエドナモード。あれ、Mr.インクレディブルが入ってないや。彼は全部良いから…。

Mr.インクレディブル

オイラ知らなかったのだけれど、この監督のブラッド・バードって、『アイアン・ジャイアント』の監督なのね。オイラが初めて買ったDVDがこの作品だったので、とっても親近感湧きました。しかも、何とエドナ・モードの声もやっとるのだね。
なんか髪の毛の描写に異常にこだわっているんだけど、さほど気にならないです。

あーもう一回観たい。

2004年12月04日

『ナルニア国物語』映画化

マシュマロ通信2

『指輪物語』『ハリー・ポッター』に続き、あの『ナルニア国物語』までが映画化されるそうだ。
あっ、もしかしてファンタジーブーム来てる? 気がつかなかった…。
そう言やぁ『ハウルの動く城』の原作者もトールキン絡みだったな。

公開は2006 年春だそうだ。まだ大分あるなぁ。
ファンタジー映画の本家だったはずのディズニーは『指輪物語』『ハリー・ポッター』の興行を口惜しく思っていたに違いない。ここにきてようやく手に入れた映画化権。ディズニーは、かなり気合い入っているだろうな。

2004年12月01日

『ハウルの動く城』

『ハウルの動く城』

1000円で見られる映画の日だってのに、『Mr.インクレディブル』がまだ始まっていないので、仕方なく『ハウルの動く城』を観てきました。
結構良かった。
宮崎アニメのブランドは、どうも『もののけ姫』と『千と千尋の神隠し』で高尚なアニメというようなイメージがついちゃって、何か哲学的な深いテーマが全面的に出てくるもんだ、という感じがあったのだけれど、今回は割合と軽いタッチで逆にそれが良かったように思えた。もちろんテーマはしっかりあるんだけど、重くないので素直に楽しめた。
何だか『アリーテ姫』を思わせるような話だったな。
もともと宮崎駿の画風は純朴な感じなんだから、世界がどうだとか心理的な問題だとかそんなんじゃなくて、『魔女の宅急便』だとか『となりのトトロ』のような良い意味でスケールの小さい、心の温まる絵本や童話のような世界を描く方が良いように思われる。日テレが作品を大きく宣伝しすぎなんだよなぁ。
どうかなぁと思っていた木村拓哉はそれほど気にならなかったし、倍賞千恵子も最初こそ違和感あったが流石、ちゃんと18歳の少女を演じていた。
期待せずに、軽い気持ちで見に行けば結構楽しめる映画だったかな…。

2004年11月28日

『座間市』じゃなくて『座頭市』

う~ん。オイラにはおもしろく思えませんでした。
評判が良いのでちょっと期待していたところもあったのだけれど、残念。勝新太郎の『座頭市』の方が良かったな。CGの血飛沫は逆にリアルじゃない感じがしたのでやめた方が良いと思いました。

2004年10月22日

『マインド・ゲーム』DVD12月22日発売決定

やっぱりな特典商法なようで、パーフェクトBOX、スペシャルBOX、通常版の3種が出るとのこと。
原作本持ってるし、パーフェクトBOXは問題外だが、スペシャルBOXの絵コンテはかなり欲しい。だが、通常版との価格差なんと7865円。絵コンテだけのために倍以上の金額を払うのは不本意極まる。絵コンテ別売りしてくれないものかなぁ…。
まぁ、どう考えたって通常版にしか手が出ないな。TSUTAYA onlineで20%OFFだというから3,948円で購入できるしね。

『マインド・ゲーム』DVD12月22日発売決定の続きを読む

2004年10月19日

『ヘルボーイ』

ヘルボーイ

観て来ました。原作は表紙だけ見たことがあるだけで、読んだことはない。
とりあえず、あのロン・パールマンが特殊メイクでヘルボーイを演じるというので、それだけで観に行ったようなもの。映画自体はさほど期待してはいなかった。
だが、良くも悪くも期待通り…。
特殊メイクとキャラ、特撮がスゴいけれど、全体的にはボリューム不足。なんか狭い空間でのシーンばかりで、せせこましい感じだったな。脚本もまとまり過ぎ。生まれは関係ないとかいうテーマもとって付けたような違和感があった。
アメコミなんだから、もっと単純に魔物同士の対決に終止した方が良かったのでは?
『X-MEN』みたいな特殊能力合戦をもっと見たかったのに、ヘルボーイとクロエネンの対決があっさり終わってしまったのが残念。強力なライバルっを置くことで、断然魅力的な作品になりそうな素材なのにな。ヘルボーイやエイプのキャラが良かったので、2人のやりとりなど、コミカルな部分をもっと増やしても良かっただろう。
人気コミックだから、続編作られてもおかしくはないね。次はストーリーよりもキャラに重点を置いて作って欲しいね。

2004年10月18日

『華氏911』大統領選前日のTV放映中止

やっぱりTV放映予定あったんだね。9月上旬に契約を結んでいたそうだ。
ところが今月中旬になって突如、放送会社であるイン・デマンド社が「法律上の問題があるため」として放映中止をマイケル・ムーアに通告してきたのだという。
これは誰がどう見たって上からの圧力があってのことでしょう。それにしてもヒドいな。
不甲斐ないケリー氏のおかげで、あのブッシュ相手にこうも接戦を強いられている現状では、『華氏911』のTV放映は非常に効果的かと思われる。この放映でわずか何%でも票が動いたとしたら、それだけで勝敗を左右しかねないはず。是非とも放映してもらいたいものだが、アメリカには気骨ある放映会社はないのかねぇ。

2004年10月12日

『KILL BILL』DVD

『KILL BILL』DVD

雨が続いて買いに行けなかったのだが、ようやく購入。
久しぶりに見たが、細かい部分までめちゃくちゃ覚えていた。劇場で1回見ただけなのに、いかに好きだったかがわかるな。
今回改めて1と2を通して観たが、どうも一番強いのはゴーゴー夕張のように思えてならない。偶然手元に転がっていた釘付きの角材がなければ負けていたでしょう。バドに負けたのは襲撃が間抜けすぎるからだしね。それと、やっぱりキドーの名前を伏せている理由がわからない。

リバーシブルキャラクタージャケットは、エルを見事に引き当てることが出来た。ツイてる。

『KILL BILL』DVD

2004年09月10日

『スカイ・キャプテン』

アンジェリーナ・ジョリー

映画館で予告編を観た。なんか巨大ロボットが街を破壊し、鳥のようなメカが空から来襲してくるSF映画なのだが、注目すべきはアンジェリーナ・ジョリー。アイパッチをつけた軍服コスはめちゃくちゃ似合い過ぎ。映画自体は何だかつまらなさそうな予感のするものだったが、アンジェリーナ・ジョリーのためだけに映画観に行く価値はあるかも。

2004年09月07日

『ヴァン・ヘルシング』(ネタバレ注意)

ヴァン・ヘルシング
いわゆるジェットコースタームービーなワケで、多くを望んではいけない映画なのかも知れない。
だがこの物足りなさは何だろうか。
コンセプト的には『リーグ・オブ・レジェンド』に近いが、キャラの作り込みが弱く、CGや動きといった絵的なものにしか面白味を求められないからだろうか。
3人の女吸血鬼が一人一人に性格の描き分けがされてないのはもったいない。序盤散々期待させた発明武器が、連射弓と閃光爆弾のみってのも残念だったし、ジェットコースタームービーなら、それらしくハッピーエンドで終わっても欲しかった。おもしろかったのは村での女吸血鬼との対戦あたりまでで、後半はだんだん尻窄み。前半の伏線を処理できずに終わった感が強かったな。
ドラキュラ伯爵の苦悩が、卵を産んだ最初の花嫁に起因しているようだがそこは描かれず、何故卵が孵らないのかも不明。フランケンが必要な設定も不十分。ヘルシングの過去も引っ張った割には言葉だけの説明でインパクトが薄い(シリーズものでまだ全部を明かせないってんんなら納得できるが…)。ウルフマンが吸血鬼の天敵だとする説明はなんだか強引すぎて理解不能。だいたいウルフマンってのもどうかな…。狼男って言って欲しいよな。
何だか材料をいっぱい用意した割には全部を料理しきれず終わっちゃったようで、すっきりしない。娯楽作品ならば、もっと突き抜けた痛快感があっても良さそうなものなのに、変に深みを持たせようと説明が多くてリズムが悪い、なんとも無様な作品だった。何でこれがこんなに売れているんだろうか…。
ヴァン・ヘルシング

2004年09月01日

『MIND GAME』

観てきました。

MIND GAME

良かった…。
はじめ、映画化の話を聞いた時には、この原作の炸裂感を超えられるものかと訝しんだが、湯浅政明が監督やると知って大いに期待していた。劇場版『クレヨンしんちゃん』シリーズは大のお気に入りなのでね。湯浅政明ならば必ず期待以上のものにしてくるだろうとは思っていたさ。
昨今のアニメ・マンガの実写化や、先の『スチーム・ボーイ』などのような視覚的リアリティ重視の方向性を快く思っていなかっただけに、これに逆行する『MIND GAME』のあり方には、諸手を挙げて喝采を送りたい思いだ。ものを忠実に綿密な作画で描くことがリアリティを生むだなんて、絵画畑で育ってきたオイラとしては、否定も笑いもしないが、全く的外れな感じに思えるのよね。

前半はほとんど原作まんまで、あれってカット割もほとんど同じなんじゃないのかなぁ。ちょっとヤクザの1人1人にドラマが加味されててさらにイイ感じやったけどね。後半は大分はしょったというか、原作では最後まで爆走して、信じきった挙句ハッピーエンドにまで突っ走ってるんだけれど、映画の方は、もう少し現実の力が強くって、ぶち当たっている瞬間で終わってたのが大きな違い。そのあたりが湯浅政明の言いたい部だったのかも知れないな。

ロビン西の原作はものすごいペンさばきで、描きなぐったようなスピード感があったけど、アニメの作画は工程上、きれいになっちゃうからね。画の点で原作よりも落ち着いちゃっているんだけれど、音楽がそれを補っていたね。パワーみなぎるサウンドが画に勢いをつけともすれば原作以上の迫力や躍動感に溢れていた。これは劇場で見なくては、劇場で見てこその作品だと思えた。もちろんDVD出たら即買いだけれどね。

あぁ、それと森本晃司と菅野よう子、からんでましたね。エンドロールで見つけました。菅野よう子はピアノ演奏で参加とのこと。

2004年08月10日

『サンダーバード』

観てきました。まぁ、そつがない作りで、底々楽しめた、かな…。
画もイイし、キャスティングも決まってたし、美術も申し分ない……が、テーマが弱いのと、メカがあんまし活躍しないので、ちょいと物足りなさが残った。アランが主役にするために、4人の兄ちゃん達全然活躍しないし、人間ばっかり動いてメカは出てきただけってな感じ。1号と2号の見せ場はオープニングだけで、あとは4号とおまけメカが動いてたくらい。ペネロープ号も飛んだだけだし。これは1回こっきりの記念映画にせずに、シリーズ化しないと逆にツマらないねぇ。導入編としてならばこの映画はまぁOKかな、ってな感じだな。
ところで、5号の場所は何故バレたんだろうか? トレーシーアイランドも潜水艦近づいてるのを感知できなかったし、防御体制が整ってなさスギ。ペネロープはフッドの超能力知ってて2度もやられるとは頭悪いにも程がある。ワザとなのかなぁ…?
それにしてもペネロープとミンミン(ティンティン)はよかった。マリア・シャラポワといい、あの胸ポッチは流行ってんのかねぇ。胸にばかり目がいっちゃいますよ。胸に目が行って目が行って、それがちょっとだけこの映画の評価を上げてるなんて他人にはとても言えません…。

サンダーバード

2004年08月02日

これからの映画

『Mr.インクレディブル』『TEAM AMERICA』という映画がかなり良さ気。ナディアや21エモンのパクリやって顰蹙を買っていたが、やっと目を覚ましたかアメリカ。
『Mr.インクレディブル』は引退して15年後のスーパーヒーローの話。内容は『スパイ・キッズ』のようなものだが、やっぱ『パワーパフガールズ』や『X-MEN』のようなスーパーヒーローものはアメリカの専売特許。コメディタッチでこういうのやらせたら絶対おもしろいの作ってくるでしょう。

THE INCREDIBLES

『TEAM AMERICA』の方はテロと戦う特殊部隊の話で、なんと人形劇。実写化した本家の『サンダーバード』の逆を行く姿勢がとってもステキです。 わざと操り糸消してないし。

TEAM AMERICA

TEAM AMERICA

問題ある人も出ちゃってます。

2004年07月31日

『MIND GAME』

『アニメTV』で特集やってました。公式サイトで流してる予告編も見たが、これはかなり良さ気。『クレヨンしんちゃん』の時のあの液体のような動きが全開バリバリで、8月7日の公開が待ち遠しい。

MIND GAME

2004年07月29日

『華氏911』

ディズニー配給(日本ではブエナビスタ)の『キング・アーサー』…オイラは好きだったけれど、やっぱり俳優陣が地味すぎたのは致命的なようで、先日アメリカで公開された『華氏911』に興行成績ランキングであっという間に抜かれてました。
確かディズニーって『華氏911』の配給を禁止して権利売っちゃったんだったよねぇ。ディズニーはバカを見たな。マイケル・ムーアの高笑いが聞こえてきそうだ。

2004年07月27日

『キング・アーサー』

予告編の映像以外の予備知識がまったくナシで観てきました。内容は伝説のアーサー王の話ではなく、アーサー王伝説誕生の土台がローマ兵のアルトリウスにあるという説に基づいた実在のアーサーを描いたもので、想像していたものと随分違ったものだった。子供の頃に夢中になった映画『エクスカリバー』(1981)の印象だけを胸に観に行ったら、全然違うじゃないですか。予告編の構成とナレーションにはものすごいダマされたな。

『キング・アーサー』

地味な俳優ばかりなので『トロイ』に比べるとやや華がないようだが、それでも作りがしっかりしているので、見応えは十分。特に氷上の戦いは圧巻。印象としては『ブレイブハート』に近いかも。

『キング・アーサー』

ただ、やはりアーサー王伝説を期待して来た客にしてみれば、マーリンや円卓の騎士が単なる脇役とされていることや、実在のアーサーの話とあって、聖杯もイゾルデも出てこないのはのが何とも残念。唯一、王妃グウィネヴィアをめぐるアーサーとランスロットの三角関係だけは残してくれているので、これで我慢しなくてはいけないのはさびしい限りだ。
では、一般向けかというとそうでもない。『キング・アーサー』と題しながら、主人公のアーサーはローマの1兵士だし、サクソンやブリテンと聞いても歴史に詳しくなければ、状況を把握できないだろう。さらにマーリン率いる勢力は蛮族のようにしか見えず、ラストに何でアーサーが王様になっちゃうのか理解できないのじゃないかとも思われた。
ではおもしろくなかったかと言うとそうでもなくて、こういう映画にしては138分というのは短いが、よく練れた脚本で逆に、武器・鎧などの小道具もキマっていたし、キャラの描き方も良い。特にダゴネットとブラット・ピッド似のサクソン王の息子が気に入った。

2004年06月25日

『ハリー・ポッター』

やってましたねぇ。見ちゃいました。
劇場で見た以来でしたが、やっぱりハーマイオニーはかわいいデス。しかし、それだけの映画ですな。
だって脚本に深みがないし、キャラ設定も単純で平凡、ハリー自体にして個性がないものな。あれだけ虐げられた子供があんなに純粋なハズがない。何かしら歪んだ心を持つのが自然でしょう。その方がおもしろいのにな。ただ、楽しいだけで心に残らない作品、のハズなのだけれど、何故こんなに流行っているのかねぇ。原作読んでないが、原作が映画と違って深みや巧みさがあるとは思えないのだが・・・。わっからんなぁ。

ハーマイオニー

2004年06月13日

『華氏911』が『華氏451』に非難される。

以前にも話したマイケル・ムーアの『華氏911』が、『華氏451』のレイ・ブラッドベリから非難を受けているとのこと。ブラッドベリまだ生きてたんだ…83歳だそうだ。アポなし突撃取材みたいなことやってウケたムーアだけに調子に乗りすぎたか。こういうトコ事前にちゃんと許可取っておくくらいのしたたかさがないと、ただ世間に噛み付いているだけのお騒がせ男になっちゃうぞ。しかしブラッドベリは、名前をパクられたことに怒っているのか、それともブッシュ批判の映画が気に食わなかったのだろうか?

華氏451

2004年06月02日

『ドラゴンボール』実写化実現せず

実写化情報が出てから一向に進展情報が流れてこなかったが、どうも没になった模様。スタジオ関係者がインタビューで、「制作の予定はない」と完全に否定したとのこと。無念だ。世紀の大バカ映画が誕生するかと期待していたのに…。

実写版ピッコロ?

2004年06月01日

『キューティーハニー』

観てきました。
ごめんなさい、全然期待してませんでした。おもしろかったです。ものすごく…。
実写っていうか、まるっきりアニメですコレ。変な表現だけれど、実写アニメってな感じ。B級路線を最後まで貫いたのが勝因かな。

キューティーハニー

庵野秀明はやっぱりキャラづくりウマいね。会社の上司から掃除のおばちゃん、NSAクライアント等々出てくる者全部がキャラ立ちしてる。唯一残念なのは、佐藤江梨子が大根なことかな。ハニーが一番魅力ないっていうのはどうなのかねぇ…。あのコスチュームも如何なものか。肌色の部分って露出してるのかと思ったら、なんと肌襦袢。布のしわがとってもカッコ悪すぎ。髪の色も微妙にショボ行い感じで、質の悪い素人さんコスにしか見えません。一番光っていたのは秋夏子役の市川実日子ですナ。まずメガネがイイ。キャラがいい。さらにアオザイとは恐れ入った。めっちゃツボはまりまくりですわい。頑なな性格で戸惑いはにかみ照れと、魅力満載、王道だねぇ。
あいかわらず細部へのこだわりが 尋常でなく、随所にオタクの記号が散りばめられていて、冒頭、ハニーの携帯の着信音だけでニヤりとさせられた。あしゅら男爵のバードスの杖でミッチーが歌うわ踊るわ、京本政樹はデカいし、あぁ、もうこれでもかってくらいイロイロありすぎて、93分をめっちゃ堪能しました。新谷真弓は期待通り良かったが、出番が短かったのは残念。 設定で頭脳派とかなってたけど、あんなにおバカだったのは何故?
あと、Iシステムってのはイタダケないな。話の内容から察するに単なる科学装置以上のモノという存在にしたかったのかも知れないが、『空中元素固定装置』の名前はハズしてほしくなかったな。

キューティーハニー

2004年05月25日

『TROY』(注:やっぱりネタばれあり)

観てきました。
神話の世界の話でありながら、神は宗教としてでしか登場せず、あくまで人間の物語として描かれていた。このことは神話と伝説の世界観を期待してきた人たちには残念だったかも知れないが、キャラクターやストーリーはほとんど神話通りではあったし(アイネイアースは出てこないし、ヘクトルの妻子はトロイをで死ぬはず、アガメムノンはトロイでは死なない)、歴史好きのオイラにはリアルな歴史ロマンとして大いに楽しむことができた。

TROY

何と言っても一番の見せ場は戦闘シーンで、アキレスの人間離れした戦闘能力と、大軍のぶつかり合う様は見応え十分。特にアキレスとヘクトルの一騎打ちは圧巻で、思わず拳を握ってしまった程だ。

TROY

エリック・バナ演じるトロイの王子ヘクトルが実に良かった。彼だけがマトモでアキレスよりも彼に感情移入できた。
オーランド・ブルームが弓使ってるとどうしてもレゴラスに見えてイカンな。

2004年05月21日

『ダンジョン&ドラゴンズ』

ヒドいね。これ程ダメだとは思わなかった。
ドラゴンのCGにだけ力を注ぎ、あとは手抜きですか。
ダンジョン出てこないし…。
ドラゴンは人間の道具に成り下がっているし(ドラゴンと戦ってナンボだろうに…)。

90年代に量産されたB級映画の、それもごく粗悪な方の部類の映画に酷似したこの陳腐な設定と陳腐な脚本はどうだろう。あんまりヒドいんで、怒りさえ込み上げてきたゾ。
ヒゲ・兜・斧と記号をつけただけのドワーフ、出しただけのビホルダー、姫は不細工だし(坂本真綾が声やればいいってもんじゃないでしょ)、ラストは意味不明だし。

2004年05月17日

『華氏911』

マイケル・ムーアの新作のタイトルは、レイ・ブラッドベリの小説『華氏451』をもじったタイトル。911はもちろん米国同時多発テロが起きた9月11日のことで、『ボウリング・フォー・コロンバイン』をさらに超えてアメリカをぶった斬るとのこと。まぁ大方のことは知っているので、さらに何をぶちまけるのかが楽しみではある。ディズニーはこの映画の配給を禁止。ってそれ逆効果でしょ。ディズニーはフロリダ州で減税されてるから、ホワイトハウスの機嫌を損ねたくないのだそうだ。

マイケル・ムーアって日本語の公式サイトあるのな。知らんかった。

マイケル・ムーア

2004年05月05日

『Kill Bill vol.2』

観てきました。
これは「2」ではなく「続編」「続き」という作品であるように思った。
もともとの経緯からして長くなったから分けた、ということだから当然なのかも知れないが、「1」を見て、あれと同等なド派手な展開を期待していった人は、少々落胆したかも知れない。
何てったって新たに登場するのは、オッサン3人だけだから…。
まぁ、確かに「1」はゴージャスだったよ。ゴーゴー夕張の栗山千明に千葉真一、エルの看護婦やアニメパートまであってサービス満点だったものな。
「2」は打って変わってセリフが多い。語る語る。
「1」では問答無用で斬り合いだったから、結末に向かって一気に内面を吐露していくわけだ。

Kill Bill 2

気に食わない部分も多い。

□ 殺し屋のくせに、バド襲撃の手段が素人臭い。潜んでいる意味ないじゃん。普通相手が出てきた所をうしろからバッサリか、寝込みを襲うだろう。
□ 達人の域の日本剣術を馬鹿にされ、日本人をクズ呼ばわりされたことで憤慨したハズが、何故か剣術ではなく、中国剣技で挑むキド
□ 得意だと言ったカンフー下手すぎ。動き遅ッ!
□ 師匠性格悪すぎ。短期すぎ。大人になろうよ、900年も生きてんだから。日本嫌いの理由も語られず。ただの偏見かよ。
□ 日本時嫌いなのに、答えが「はい」では、もっと怒るのでは?
□ 修行の末、秘伝五点掌爆心拳まで伝授されたキドが、結局最初の修行であった板抜きを完璧にマスターしていない(何度もやってようやく成功)不可思議さ。っていうか、修行したのに弱いじゃんキド。「1」ではゴーゴー夕張に苦戦し、オーレンにはあと一歩で殺されるとこだったし。
□ ピー音声で名前が伏せられていた理由は何だったのか? 不明。

結局修行で身についたのは、あの圧倒的な体術ではなく、眼球刳り貫きと五点掌爆心拳だけなのか?
良かったトコはねぇ…

□ サミュエル・ジャクソンだよ。出るの知らなかった。ザ・ドリフターズって、あのドリフ?
□ エルのメモ。めっちゃ几帳面。記憶力がないのか、あるいは学力にコンプレックスがあって、賢そうに振舞いたいというのか?
□ エルとの格闘、そして結末。トイレに顔突っ込むわ、壁ぶちぬくわ、敗れたエルの暴れようと眼球を素足で踏みつける豪快さ。最高。
□ バドの落ちぶれ様。結局この人ダメ男演じててその実もの凄く強かったのでは、と思えてイイ。一番キドを追い詰めたよねぇ。
□ やっぱり「恨み節」かよ。

Kill Bill 2

「1」程の派手さもなく、単独作品としてみればどうかとも思うが、続編としてなら充分OK。良かった。エルとの戦いが最高だったね。めっちゃ暴れまくった格闘の末、にらみ合い、一瞬で決着。日本の時代劇の典型演出ですよ。結末もまんま『子連れ狼』だったしね。いいんじゃない。オイラは好きだよ。

2004年04月30日

『ファントム・オブ・パラダイス』 999円

CDシングル1枚程の値段でDVDですよ。まぁ、レンタルビデオ屋の片隅で伸びきったテープが1本あれば、その店はすこぶる品揃えが良いな、といった種類の作品群ですが、前から見たいと思っていたファントムがあったので即買即鑑賞。
要するにこれは『ファウスト』+『オペラ座の怪人』なのですな。

ファントム・オブ・パラダイス

それにしてもこのパッケージ何とかなりませんか? ¥999の部分は取れるのかと思っていたが、このまんまなのね。棚に並べるとカッコ悪くてイケません。見たら押入れ行きだな。

2004年04月11日

『KILL BILL vol.3』のウワサ

まだvol.2の公開前なのだが、すでにこんなウワサが出ている。しかしvol.2のCMで「ついに完結」とか言うてるやん。真偽の程はわからんが、vol.1で最初に殺された黒人のナイフ使いの娘がさらに再リベンジってな話なんだとか。テーマは復讐の連鎖は止まらない…か。

2004年03月15日

『イノセンス』

を観てきましたよ。
はっきり言ってダメ。おもしろくなかった。
実写で製作した前作『アヴァロン』はダメダメだったが、今度はアニメだってんで期待していたのに残念ですわい。
Production I.G.の作画はすんごく精巧なんだけど、表情がなくて空間が均等になりすぎちゃうんだよね。人形や現実と非現実なんかをテーマにしているから、あれは演出なんだと言うのかも知れんが、あの画面を見続けるのは、はっきりいって飽きる。聞き慣れたハズの聖書や古典の引用までウザったく聞こえてきたよ。

中華風の祭りのシーンは、『平成たぬき合戦ぽんぽこ』を連想させたな。作画力は作品を決して良くしない良い例だ。時間かかったろうなと思われる細かい描写…その作画が細かければ細かい程、画面に力がなくなってしまっていると感じた。まぁ、映画としてはここは次の小難しい下りの中休みなんで、これもまた演出だと言うのかも知れんが、欠伸が出たよ。
『マトリックス』が当たり前になった今となっては、もはやいかなるすごい技術を見せられても、さほどに驚きもしない。客は映像技術が見たくて映画見てるのじゃないわけで、それが良い作品であれば、アナログなクレイアニメだって紙芝居だって構いやしないのだ。

イノセンス

内容自体はSACの1エピソード程度の代物だし、素子が出る意味はあったのかも疑問の残るところ。ラストの少女の声優が下手すぎだし(前作は坂本真綾だったが)。
テーマはほとんど同じなのに、『GHOST IN THE SHELL』ほどビビッドには伝わってこなかった。
バトーのキャラは確かに草薙素子ほど強いものではなかったかも知れないが、押井守にしてみれば、むしろ代弁者の素材としては、素子よりも扱いやすかったハズだと思われるのだが、前作で素子の内面に迫ったのに比べると、バトーの内面への迫り方のキレは良くなかったように思われる。
バトーが海にダイブするところが描かれていなかったが、前作ではとても象徴的なシーンだっただけに、あっさり過ぎた感があったし。

原作知ってるオイラにはすんなり内容解ったけれど、原作知らない人は、果たして事件の内容が理解できたか疑問だな。言葉の意味にとらわれれば、容易にストーリーを見失いそうな感じだったな。

イノセンス

このシーンの走りがとても異和感があった。小走りで男っぽくない走りで、何だこりゃってな走りだったな。

2004年03月01日

第76回アカデミー賞

作品賞『ロード・オブ・ザ・リング王の帰還』だってさ。え〜。でもノミネート作品を見ると、他も大したことのない作品ばかり。今年は不作だったというワケか。そういう時は「該当なし」にすべきだよな。しょぼい作品を過去の受賞作品と同列にすることは、アカデミー賞自体の価値を下げることになるぞ。
……作品賞『ソフィア・コッポラのロスト・イン・トランスレーション』が取ったらおもろかったな。あれ確かマシュー出てるもんな。取ってたらアカデミー受賞作品出演俳優とかなんとか言ってマシューTVで騒ぐんだろうなと…。

2004年02月29日

渡辺謙がバットマン5に出演

前々から噂になっていたが、正式に決定したとのこと。スゴいな。ついにハリウッド俳優になるか。米国では人気の高いバットマンだが、作品的には微妙なんで、コケないことを祈ろう。あ、今度の監督『メメント』のクリストファー・ノーラン なんだ。これはちょいと期待できるかも。

バットマン

2004年02月16日

『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』

よく再現したな、という感想だけだな。本当に良く出来ていたとは思うが、そんだけ。原作読んだ時程には感動できなかったな。原作との相違の確認やらばかりに意識をとらわれちまったな。
しかし、それは原作贔屓のオイラだけの問題ではない。長大な作品の再現とあって、詰込みに詰め込んで、出来事をこなしたというだけのシーンが続き、おかげで緩急の間がおざなりになって、転回が単調になってしまっているのだ。これは監督の力不足なのか、演出を軽視しとるのか、まことに残念ではあったな。緊迫の場面や重苦しく苛立ち押さえつけられた思いが、一気に解放される、そんなラストの印象が、えらい軽々とあっさり表現されてしまっていたものな。

2004年02月14日

三部作完結

『ロード・オブ・ザ・リング』の完結編が公開されましたな。正直あんまり期待してない。オイラは『指輪物語』信奉者なんで、好きは好きなんだけど、映画版では気になる点もないではない。

■ サムの配役(太っちょサムはダメ。サムはフロドより小さいはず。アニメ版のサムがイメージに近い)
■ ゴクリをゴラムにしてること(評論社版読んでたんでこの表記には異和感を拭えない)
■ 編集上、多少の端折りは仕方ないとも思うが、いっぱいいっぱい感がありすぎで余裕がない。
■ エオウィンが不細工(いやマジで)

2004年02月07日

『ロード・オブ・ザ・リング』

同じく3部作の『マトリックス』シリーズに比べ、明らかに広報戦略に差があるこの作品。異様に長いから客回りも悪いし、商売としては失敗の公算が強いよな。オイラをはじめコアなファン層しか金落とさんのとちがうかなぁ。

2004年02月06日

DVDのパッケージ

今日、店を散策していたら『グラディエイター』のDVDが新パッケージで発売されてた。
CDサイズのパッケージでは売れないと判断したものか? 良い心がけだ。あのCDサイズのパッケージは、どうも買う気になれないものな。それでなくともあっさりしすぎてるDVDのパッケージが、さらにCDサイズとなると、DVDという感覚まで薄れてしまう。せめてDVDだと主張する体裁くらいは持っていてもらいたいものだからね。
買いたいのに手が出ないリュック・ベッソン作品は、『グラン・ブルー』を除いてみんなCDサイズだからなんよね。何とかしてくれんもんかねぇ。

グラディエイター

グラディエイター

2004年01月28日

渡辺謙

かつて大河の『独眼竜政宗』でこの俳優に惚れ、『藤枝梅安』に時代劇の次世代を担う大物俳優との予感を抱きながらも、『天と地』の白血病による降板以降、病気は治ったものの、パッとしないTVドラマのパッとしない役が続き、非常に口惜しかっただけに、今回のアカデミー賞助演男優賞ノミネートの快挙は、我が事のように嬉しかった。まだアカデミー賞を受賞できるかはわからんが、確実に渡辺謙の名は世界に知れたわけで、この勢いをかってハリウッドの大作に出演してもらいたい。こういうのは2作目が肝心。2作目が当たれば、渡辺謙はハリウッドスターの仲間入りを果たせよう。かつて『ブラックレイン』で世界に注目され、ショーン・コネリーとの共演話をはじめ、数々のハリウッドからのオファーがありながらも病死してしまった松田優作が果たせなかった、早川雪州に続く日本人ハリウッドスターの夢を叶えて欲しい。

渡辺謙『独眼竜政宗』

2004年01月27日

スーパーバンダミングアクション

来週の木曜洋画劇場のCMに大笑い。「究極のバンダムを見よ」までは許せるが、「スーパーバンダミングアクション」って何ッスか?語呂の良さに不覚にも笑ってしまいました。

2003年12月29日

ジュリア・ロバーツ

『プリティ・ブライド』放送してましたね。前に放送された『エリン・プロコビッチ』でジュリア・ロバーツがとっても良かったんだが、これは本格的に良いデス。今までちっとも好きじゃなかった彼女が、どうしてこんなに良くなったのか、不思議なものだ。『プリティ・ウーマン』の時は確実に好きじゃない女優だったハズなのだが、オイラが変わったのか?はたまた彼女が変わったのか?

どうでも良いな…。

プリティ・ブライド

2003年12月28日

『千年の恋ひかる源氏物語』

ヒドイなぁ。特に松田聖子…。一生懸命平安世界を作ってんのに、唐突に出て来て歌謡曲を歌う松田聖子。TV放映で随分カットされているとはいえ、あまりにもな映画…。吉永小百合が哀れだ。こんな映画に出たらいけませんって。

2003年12月23日

『突入せよ!"あさま山荘"事件』

映画がどうのってなことより、この事件そのものに非常に興味があって、NHKのドキュメント番組とか、佐々淳行のインタビューとか見たりしていたので、一際感慨深い。しかし、殉職者の葬式のシーンがほんの一瞬しか出て来ないのは頂けない。原作は佐々淳行のハズだが、彼の殉職者に対する意識がこの程度のものだったとは思いたくないのだがなぁ。もっと突入した隊員たちや、殉職した者の遺族を描くべきではないのか。これならば、NHKのドキュメント番組の方が余程良かったな。

2003年12月21日

『グリーン・デスティニー』

ワイヤーアクションを世に知らしめ、アカデミー賞4部門を獲得したなどと言うんで、どんなもんかいと思って観たが、飛び過ぎです。竹林でのシーンや、チャン・ツィイーが飯店で 回転しながら垂直に飛び上がるシーンなど良い効果を出しているシーンもあったが、多くのシーンでは、重力に反して、あまりにも不自然に浮き上がってるんで、スゴイというよりバカっぽい。吊られている感のあるシーンってのは全部失敗してる。壁走るシーンなんて、ちゃんと壁蹴れてないし、足で地面蹴って飛んでるのに、明らかに腰から浮きにいってる。そんなんじゃダメだ。ワイヤーの使用自体はちっとも否定するところでないのだが、技術は主張しちゃならんワケよ。ワイヤー使っても、決してそうだと思わせないことが貫要だ。手段と目的をはき違えると、たちまち大駄作になってしまう。『ファイナルファンタジー』のようにね。

2003年12月17日

『ロード・オブ・ザ・リング』

最終章がようやく露出してきた。同じく三部作のマトリックスに比べると、そのプロモーションに随分差があったな。マトリックスの二作目公開からDVD発売、三作目の公開へと続く怒濤のプロモーションは見事なものだったが、こちらの方は、なんかイマイチ冴えない。情報も途絶えがちで、メルマガ登録していたオイラでさえ、待ちくたびれてしまった。年内公開だと思ってたくらいだし…。多くの者は、何だっけそれ?ってな具合だろう。まぁ、見るつもりだけどね。

2003年12月11日

『修羅雪姫』

深夜に放送してたんで観たが、とってもガッカリな映画でした。予想以上にヒドい…。釈由美子使って、アクションとSFXがウリらしいが、脚本がマズいのは致命的で、もはや何をやっても救いようがない…何で日本の映画はこんなんばっかかなぁ…。

2003年12月07日

『エリン・プロコビッチ』

ジュリア・ロバーツって今まで全然好みでなかったが、この映画の彼女はめちゃくちゃかわいいな。表情がすごく良いんで、ついつい彼女の顔にじっと見入っちゃいましたわい。映画自体もめちゃくちゃ面白かったし、これが実話ってのがスゴいね。最後にエド(弁護士事務所のオヤジ)がエリンをやりこめるトコがもう最高で、小躍りしそうな程でしたわい。具体的な敵もいないし、ドタバタもなし、ハラハラドキドキするスピーディーな転開があるわけでなし、ストーリーがすごく良いってわけでもないハズなのに、これ程面白い映画ってちょっとした驚きだ。ジュリア・ロバーツ演じるエリン・プロコビッチというキャラクターに、すっかり魅せられちまったんだろうねぇ。

2003年11月21日

『ファインディング・ ニモ 』

『トレジャー・プラネット』といい、まったく見る気がしないね。しかし、この作品を巡る話題で興味深いものがあった。それは、この映画の影響で熱帯魚の乱獲があり、熱帯魚に甚大な被害が出ているというものだ。この映画、たしか人に捕まった魚を助けに行くという内容だったハズだが、この映画のヒットで熱帯魚ブームが起こっているらしく、そのおかげで業者により乱獲されるに至ったそうだが、何とも笑えない話だ。人は映画から何も学ばないようだ…。

2003年11月18日

KILL BILLサントラ

『KILL BILL』のサントラCDを購入しました。これは良いデス。特に『新・仁義なき戦い』のテーマと『グリーンホーネット』のテーマが、そして何と言っても『鬼警部アイアンサイド』 のテーマ が最高。

KILL BILL

2003年11月12日

『マトリックス レボリューションズ』

う〜ん、イマイチでした。序盤のマトリックス内のシーンまでは良かったがねぇ。予想通り、ザイオンとスーパーネオくんのおもしろくないトコが中心で、ダメダメですわい。ただ、ミフネ船長がえらいカッコ良かったのだけは意外な収穫だったかも。でもそれだけでは補いきれない程に残念な出来で、これで終わって良いのか!と、エンドロールの後に何かフォローがないものかと祈ってしまっったよ。だいたい何なんだよ、あのヒューマンなラストシーンは。前作の終わりにちょっと出て来ただけのオッサンと、知らないオバチャンにかわいいのか微妙な少女の3人に出て来られても納得できないっての。なめとんのか。
スミスが、安定を求める設計者によりネオに対抗する力を与えられたという説明は、マトリックスを支配しちゃう程の力を持つ理由になってないし(安定というより極端な結果になったじゃん)、とにかくスミスはスゴいから現実にも出てこれるっていうだけで、現実もプログラム世界だとか、そういう振りもなかったし、何か理屈が通っていないイラ立ちばかりが残ったな。しかもマシン共の大ボスも何だかなぁってな具合で、マシン世界のデザインも含めて、えらい薄っぺらいのな。あと半年待っても良いから完璧なものを作って欲しかった。いや、これが限界だったのかな。舞台広げ過ぎて、セットが大掛かりになればなるほどボロが出たという感じデス。あくまでマトリックス内でストーリーを処理すべきだったと思うね。
DVDに合わせてリテイクしろ!

2003年11月02日

『イノセンス』

公式サイトがオープンしてました。 前作が前作なだけに否が応にも期待が高まるが、一つだけ不満がある。それはバトーの髪の毛がサラサラなこと。バトーの髪の毛はやっぱ剛毛でバッサバサ、無造作な感じがやっぱりバトーには似合うと思うのだがなぁ。

2003年11月01日

『JM』

1995年の作品だが、恐ろしく4年後のマトリックスを暗示する設定にあふれているねぇ。脳に差し込むプラグや、バーチャルワールドへの侵入、レジスタンス…。何よりキアヌ・リーブス演じる主人公の名前がスミスだものな。作品としてはかなりショボいが、そういう意味では、ちょいと侮れぬ映画だな。

2003年10月30日

シレーヌ=冨永愛

実写版デビルマンに製作発表の模様がネットで流れていたが、シレーヌ役の冨永愛って、オロナミンCのCMのあの激しく胸のない女じゃないか。シレーヌって、両性具有で出るとこ全部出してるキャラのはずだが、まさか胸にハリボテつけるわけでもあるまい。胸も局部もない感じで、逆な意味で中性を表現しようとでもいうのか。まぁもっとも、あの細長い手足はかなりシレーヌっぽいが…。

2003年10月29日

『キル・ビル』

タランティーノはすんげぇバカだ。かつて庵野が『エヴァンゲリオン』でやったのと同じく、自分の好きなもんを全部詰め込んですべてのテイストをあますことなく料理しまくって、食え切れん程のオードブルをテーブルいっぱい並べたてたって映画でした。これはまさに趣味の世界だね。元ネタ解説するだけで、分厚い本一冊出来てしまうしまう程だわい。
タランティーノが、ただのオタクでないのは、これだけ超大量の要素を、脚本でまとめずに、編集だけでまとめちまっているところだ。『パルプ・フィクション』と同様に時間経過を前後に交錯させる手法が利いていて、元々ストーリーらしきストーリーはないんで、これがなかったら、とんでもなく薄っぺらい映画になっていたところだろう。
それにしてもガッカリだったのはルーシー・リューとユマ・サーマンの下手クソな日本語。日本語教えたのは千葉ちゃんだっていうじゃんよ。ちゃんと教えてやれよなぁ。最初ワザと下手クソにしゃべってんのかと思ったが、どうも真面目らしい。後で調べたら、元々英語だった脚本を、ルーシーがリアリティを出すために日本語にした方が良いと提案したらしい……はっきり言って大失敗デス。
まぁ、『Yacchimyner』は決めゼリフとしては、イカしていたけどね。でもタラちゃんわかってないなぁ。本当に日本通を自称するならば、ここは『やっちまいな!』じゃなくて『やっておしまい!』だよ。
それから、千葉真一が出るとは聞いていたが、あんなおもしろキャラで出てくるとは思ってもみなかったんで、不覚にも笑ってしまったわい。しかも、大葉健二までが出てくるとは思わなんだ。思わず「ギャバン!いや、がま八!」って心の中で叫んじまったわい。服部半蔵…そうか、これ『影の軍団』なんだ。
さらにBGMが良すぎ。どっかで聞いたことがある、懐かしさ爆発の選曲に、これが興奮せずにはいられんよなぁ。オーレンとの決闘シーンでは何で?っていうBGMが流れるし、決着後にはさらにありえん曲が…。エンドロールにはさらにさらに信じられん曲が……『怨み節』!!!
一番良かったのは、GoGo夕張との対決シーン。これ、オーレン・イシイより強くないデスか?あのオリジナルの武器といい、制服といい、アクションもスゴすぎで、GoGo夕張には脱帽でしたな。栗山千明は今後また、デッカイ映画からオファーがあるかも知れんな。
おそらく一番美人のジュリー・ドレフィスの嗜虐的な扱いといい、飛行機に日本刀を裸で持ち込むおふざけ、アニメパートが意外に長くて見応えがあったことなど、あぁ、もう言いたいこと多すぎてキリがない…あ、でも最後にこれだけは…カッパオチかよっ!

KILLBILL

※お茶を濁すようだが、日本刀であんな真似はできませんよ。詳しくはこちらこちら

さらにおまけ。ネットで見つけた画像なんだけど最高デス。

KILLBILL

2003年10月28日

デビルマン実写化

またもやマンガの実写化ですよ。永井剛モノは軒並み実写化されていくねぇ。『マジンガーZ』は……無理だな。

2003年10月26日

『インビジブル』

ラストのエレベーターシャフト内での戦いのシーン。理科室の人体標本化した半透明人間のアソコにぼかしかかってました。禿しくワロた。

2003年10月24日

『アンドリューNDR114』

良かった。感動した。こういう映画にありがちなメーカーが送り込む不良品回収や、マッドサイエンティストといった悪役との対決なんか全然なくって、『人生』というテーマ1点に絞った脚本は見事だったな。こういう映画だとは全然知らなかった。同じようなテーマを扱ったはずの『Ai』は全然感動できなかったがね。

2003年10月22日

『リーグ・オブ・レジェンド』

観てきました。展開かなり早いデス。これ120分なんやね。すんごい詰め込み具合で、おそらくディレクターが上映回転を考えて強引に2時間にしたんじゃないのかって感じでしたわい。ネモがアラブの王様みたいな格好で、しかもめちゃ強いってのと、波止場に出現するノーチラス号の水深疑惑、さらにカーリーを崇めている等、ネモに関する部分に多くの疑問が残る。この映画を楽しむためには、ある程度の素養が必要なように感じられた。この映画のために読むってんではなくて、昔読んだ本の主人公たちが活躍する懐かしさや、子供心への回帰という趣向なのだろうから、昔からの読書家だけが最高に楽しむことが出来る映画だとも言える。反面、そうでない人たちは、 ちょっと楽しめないかもしれない。元ネタ知らないパロディ程つまらないものはないからな。

リーグ・オブ・レジェンド登場人物

2003年10月19日

『トリック劇場版』

面白い。TV版とほとんど変わらないってとこがイイね。TV版も前後編で2時間やし、出演ゲストが豪華だってトコ以外は、TV放映のやつのちょっと長めってな感じで、そこがいい。この徹底した変わらなさは賞賛に値するね。良いデス。

2003年10月17日

『マトリックス・リローデッド』

DVDがAmazonから届きました。メイキングやCMといった特典映像は意外に大したことなかったんだけれど、本編が良いからなぁ。2660円は安い買物でしたわい。11月7日公開に合わせての今回の発売だが、マトリックスのプロデューサーはかなり優秀だね。巧みなスケジュールで、話題を途絶えさせない。客は良いように扱われるな。それに比べて『ロード・オブ・ザ・リング』の方は、なんだかスケジュールの立て方がイマイチ。話題も途絶えがちだしなぁ。

2003年10月03日

『キャシャーン』

実写版キャシャーンの製作発表記者会見の模様が配信されてて、ムービーの一部がお披露目されてました。予想通りの凝った映像で、カッコ良さ毛気なのだが、何度も日本映画の予告編と本編のギャップに騙されてきただけに、安易に信用できん。日本映画への根深い不信感を払拭してくれる程の作品に出会いたいものだ…。

2003年10月01日

『Kill Bill』

これ、2部作になるって報道が出た後すぐにそれを否定する報道があったんで、何とか1部にまとまったのかと思っていたのだが、CM見たら『Vol.1』なんて書いてあるじゃん。2部構成になっちゃったワケね。

2003年09月11日

『シモーヌ』

アル・パチーノ主演の映画で、何でもTVアイドルが実はCGだった的なストーリーらしい…CGアイドルと聞いて『メガゾーン23』を連想するオイラであった。

2003年09月07日

ケータイとポップコーン

普段、映画は新百合ヶ丘のワーナーマイカルで観てるんよ。都心に出るのはしんどいし、座席指定ってのも良いのでね。だけど、ここってポップコーンスタイルなんだよね。何であんな音の出るものをワザワザって思うのだが、ポップコーンってのは、材料のとうもろこしが倍くらいに膨らむからネ。材料貯蔵が楽なんだわ。実際に客に出す容量の半分くらいで済むんで経済的なわけだ。そして何より喉を乾かせるのに最適だからな。映画館ってのは、チケット代の半分くらいを配給会社にもってかれちゃうから、食べ物やパンフ売らないと儲からん。さしずめレイトショーでしか映画を観に行かず、食べ物もパンフもお買わないオイラなんかは映画館側にしてみれば、かなり好ましくない客なんだろうなぁ。
ところで、最近ポップコーンよりも気になるのはケータイ。暗い映画館でケータイのモニター光は、かなりウザいです。2、3列前のやつがケータイ開こうもんなら締め殺してやりたくなります。映画のエンドロールが流れると、一斉に時間を確認する(終了時間くらい把握しとけよな!)バカ者どもは罰金取って欲しいな。映画中何度もメールの確認してる不届き者は死刑だ。

2003年09月05日

リメイク

『Shall We ダンス?』に続き、『しあわせの黄色いハンカチ』がハリウッドでリメイクが決まったんだと…。何だかなぁ。ハリウッドはどうも末期症状のようだねぇ。そんなんだから北野武の映画ごときが取り沙汰されちゃうんだろうねぇ。ダメだこりゃ。

2003年09月02日

『HIRO 英雄』

観てきました。まぁ、決して悪くはない映画でした。それにしてもワイヤーアクションやりすぎ。完全に重力無視している。あまりにも現実離れが過ぎると、滑稽に見えてしまう。『少林サッカー』のようにそれが狙いなら良いのだが、この映画の場合、カッコ良さを追求した陶酔系なんで、かなり入り込んで見ないと同じ陶酔の領域に至れないワケで、ちょっとでも客を引かせてしまうと、途端にナルシスばかに見られてしまう。絵はキレイだし、話も意外に良かった。しかし、よく考えてみると、そもそも残剣と飛雪であそこまでできるんだったら、あんな手の込んだことをしなくても、無名と飛雪と長剣の3人で乗り込めば簡単に倒せるんとちがうのか? ともかくジェット・リーと飛雪役のマギー・チャン、さらに皇帝役の俳優がダメね。残劍役のトニー・レオンは カッコ良かったんだけどな。話の壮大さに比べ、舞台は皇居のみで後は全て回想やし、結局6人の間での話に過ぎん感じなワケで、やっぱり配役の失敗は致命的な気がするね。まぁ、決して悪くはない映画でした。

言い忘れていたけど、『HIRO 英雄』に山本麻里安が出てました! 間違いありません。あの侍女役の娘は麻里安デス。え、ウソ、違うの?

山本麻里安とチャン・ツィイー

2003年08月30日

『ターザン』

ターザンが髭の剃り後もない程つるつるのキレイな顔をしているのには、どうしても納得がいきません。結末もどうかと…。

2003年08月15日

『仄暗い水の底から』

これ、劇場で予告見た時はかなり怖そうだったのだが、フタを開けてみると、とってもサッパリな映画だったなぁ。屋上の貯水タンク出た段階でネタがバレバレだったし、何よりあんまり意味のないシーンが多すぎるのが致命的。『サイレント・イブ』くらいからかなぁ、最近の日本映画って、予告がすんごいウマいのね。予告だけ見るとかなり惹かれるが、実際に見た時とのギャップがかなりある。むしろ、予告が面白ければ面白い程、逆に本編は面白くないと思える程だ。
それにしてもこの映画、主演の女の子のパンチラが異常に多いのが気になりました。きっと、その手のご趣味の方々には名作の一本としてリストアップされたことでしょう。

2003年08月08日

花とアリス vol.2

KitKatのDVDパック第2弾買ってきました。今回はダンスレッスンのシーンが沢山入っていて、とっても良かったデス。2人とも足細せー。鈴木杏って顔でデカい?

花とアリス vol.2

2003年08月07日

ピッコロ

ネットで流れてた実写版『ドラゴンボール』の画像を拾いました。うわぁ、真面目に作ってんだぁ、と今さらながら感心しましたわい。でもこれってたぶん、真面目に作れば作る程ダメそうに思えるねぇ。

実写版ピッコロ

2003年07月29日

『ターミネイター3』

半ば義務感で観に行ったのだが、予想をはるかに超えておもしろくなかったねぇ。T-Xは期待を裏切りお色気なしだし、バカみたいにアップばっか多用してるし、ジョン・コナー夫妻はキャストがショボい。何より、話がおもしろくないのと、戦闘がショボいのがイタいです。オープニングの独言だけで、ダメだこりゃと思っちまったわい。2つ目の電池出しても動けたり、首が簡単に直っちゃったり、ヘリに押しつぶされたくらいで液体金属はげちゃったりと、腑に落ちないトコもいっぱいあったしな。T-Xは女ってことをちっとも活かしてないし、戦闘能力にしても飛び道具と遠隔操作が加わっただけで大してスゴくなかった。もしかしてT-1000の方が強かったんじゃないのか? 何にしても脚本がダメ。それに尽きるネ。

ターミネイター3

2003年07月19日

『忍者ハットリくん』

を香取慎吾がやるそうデス。脚本をジョビジョバのマギーが、監督を鈴木雅之がやるとか。スタッフ&キャスト見るだに『SMAP×SMAP』のコントの延長としか思えないのだが…。

2003年07月18日

『キル・ビル』

待ちに待ってる『KILL BILL』が、いつまで経っても出来てこない。タランティーノがフィルムを回し過ぎて制作費がオーバーしすぎだとか、タランティーノが次々にシーンを付け加えちゃうんで、長過ぎて2部作にしないと上映できなくなりそうだとか、いろいろあったようだが、なんとか1部にまとめて10月には全米公開できそうとのこと。今年中に見られるのだろうか…。

2003年07月01日

『チャーリーズ・エンジェル』

フルスロッっトル観てきた。もう、濃縮3倍といった感じで非常に密度の濃い映画でしたわい。普通の映画のクライマックスシーンだけを3作分つなぎ合わせた程のアクションシーンの連続で、持っていったジュースを飲む隙さえないくらいだった。ビル・マーレーが出てないのが残念だったものの、前作のカットシーンや、優男も出てたし、コスプレの過激さもさらに増してて、大満足。Mr.ハマーをフューチャーするなど、お遊びも満タンで、これは次回作に否が応にも期待が膨らみますな。優男には次も出て欲しかったが…。

2003年06月23日

『キューティーハニー』

が佐藤江梨子主演、庵野秀明監督で実写化されるとか。おそろしく失敗の予感。

2003年06月21日

あの続編…

えっウソ!『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の続編やるんスか。4か。今さら何をする気? マイケルはもう出来ないだろうし、見たくねぇー。

2003年06月20日

『スチームボーイ』

公開延期だそうデス。元々あんまり興味ないんだけど、各誌での特集等、公開への広告活動がみんなタイミングを逸してしまって、関係者一同を大いに困らせたことだろう。何かこの作品って、芸人がひっぱりすぎてはずすギャグのような気がして、とってもサブいんですけど。

2003年06月14日

『ファイト・クラブ』

予想に反してめちゃおもしろかった。単なるケンカ好きのイカれた連中の話かと思っていたが、見込み違いでした。人生哲学をこんなにもストレートに熱く語る、その語り口に魅了された。オチはバレバレだったがね。おかしいなぁ?公開当時あんまり評判良くなさそうだったんで、特に心に留めることもなかった作品だったのにな。自分で見てみないとわからんものだ。
ところでブラッド・ピットって、何であんな柄のワルい役ばっか好んでするのかなぁ。端正で上品な顔だちと演技のギャップで、女性はメロメロになるのだろうがね。

2003年06月11日

ネタバレ注意

気になるのはスミスの目的。前作ではマトリックスの外に出たいといっていたが、自由になれたんなら勝手に出ていけばいい。そこを出ていかずに、ネオに固執するのはなぜか?スミスのコピーが外に出てきた時から疑っていたが、次々にその符合が出てきて、ラストのネオvsセンティネルのシーンで確信に変わった…ザイオンの存在する現実と思われている世界も実はバーチャル世界なのでは、と。とするのであれば、スミスの目的は、ザイオンも含めた仮想世界からの脱出。ネオを倒すことが、それとどう合致するのかまではわからないが、ラスボスがいないんで、とりあえずスミスとの対決が次回作の山場となるのだろう。次回作の懸念は、ザイオンのシーンがさらに多くなるのでは、ということ。マトリックス外のシーンはどうしてもショボくなるんで、成功の鍵は、いかにマトリックス外のシーンを減らすかってトコなんではないかな。

2003年06月10日

『マトリックス』使用後

『リローデッド』観てきました。ザイオンのシーンは眠たかったが、マトリックス内に入ると俄然カッチョ良くなるな。大量スミスシーン、思いっきり顔殴られても、都合によりサングラスはずれません。このシーン、CMで見た時は質感アニメっぽすぎると思ったのだが、劇場ではそれ程気にならんかった。動きを追いかけるのに精一杯だったってのもあるがね。新キャラのナイオビと双子は、思った程は活躍しなかった。もっと拳闘あるかと思ったのだが残念。今回はモーフィアスが光ってました。日本刀がいい感じ。ネオのシーン削っていいから、日本刀振り回すモーフィアスのシーンをもう10分程延長して欲しかった。ネオをはずしたフリーウェイのシーンには目一杯興奮させられました。あのカメラワークどうやっとるんやろか?CGではないようだが。
ネオの空飛びとザイオンのシーンは良くなかったが、マトリックスのシーンは大満足の『リローデッド』でした。

2003年06月09日

『マトリックス』使用前

さて、明日観にに行きますよ。どうでしょう。できるだけ情報入れないようにしてきたが、CMでも映像流れてるからなぁ。んで、明日に備え、分かっている情報を整理してみよう。まず、死んだハズのスミスが増殖能力を得て復活。黒人女性のナイオビと白い双子の敵が新参入。モーフィアスが刀を持っていて、ネオはスーパーマン。

2003年06月07日

『マトリックス』

ヤベッ!また見ちゃったよ。DVD持ってんのに何でTVなんかで見ちゃうかなぁ。マネーの虎の後つけっぱなしだったのがイケなかったな。ギャラ問題でリローデッドからハジかれたタンクがとても切なかったデス。

2003年06月04日

『アニマトリックス』

『ファイナル・フライト・オブ・オシリス』やってました。んで、あんまりおもしろくなかった。『アニマトリックス』は、森本晃司の『ビヨンド』さえ見られれば良いと思っていたが、ネット配信とTV放映のどちらも空振り。やはり買うしかないのかねぇ。DVD。

2003年05月11日

『X-MEN』

1作目が日曜洋画劇場でやってた。ストームばっか見てて気がつかなかったが、1作目はやっぱミュータントの数が圧倒的に少ないな。トードなんて跳ねて舌だすだけだし、セイバートゥースもただの怪力大男に過ぎないものな。ミスティークのメイクに時間費やし過ぎたか? サイロックやガンビットは今後も出てこなさそうだし、やっぱハンク・マッコイ博士も出てこないんかねぇ。『超人ハルク』映画化するんだから、可能なハズだけど、悪役っぽいし、ストーリー的に出しにくいか。エンジェルの翼で空飛ぶ姿も実写で見たいよなぁ。

2003年05月10日

オタクの夢

ジェームズ・キャメロンは『銃夢』を製作中なんだとか。『サンダーバード』といい、『ドラゴンボール』といい、少青年期にこうした作品に親しんだオタクたちが、監督になってこぞって夢を叶えようとしているようだ。昔もこうしたオタクたちはいたが、そのほとんどすべてが駄作を量産した挙げ句にハリウッドから消えていった。今は高度なCG技術のおかげでそれなりの作品ができるから、オタクたちも安心して、っていうか、すんごい強きでこの分野に乗り出すよな。

2003年05月09日

『リーグ・オブ・レジェンド』

先日『X-MEN』見た時に予告でやってたショーン・コネリー主演の新作がめっちゃ良さそうでした。原題は『The League of Extraordinary Gentlemen』。透明人間やジキル&ハイド、ネモ船長といった本の中の架空のキャラが現実世界で大暴れするらしい。秋公開というが待ち切れない。

2003年05月08日

『ANIMATRIX』

前田真宏監督の『セカンド・ルネッサンス パート2』が公開されてました。完全に『マトリックス』のイントロ的ストーリーなんですが、深見梨加によるナレーションはいらないんじゃないのか。ノンナレーションの映像+音だけで表現した方が良かったのでは?

2003年05月06日

『X-MEN2』

観てきました。相変わらずストーム以外の女性キャラのキャスティングが気に入りません。ですが、今回は前回よりもたくさんミュータントが出てきたのでそれだけは評価できるかも。前作ではちょこっとだけしか出てこなかったプラスティック牢獄とセレブロのセットはやはりカッコイイ。あと、『タイタス』『スパイ・キッズ』に続き、またしてもアラン・カミングがいい味出し手ました。今回は全身真っ黒のナイト・クロウラー。オープニングの大統領官邸襲撃シーンはなかなかに良かった。ただ消えたり現れたりするだけのテレポートじゃなくて煙がボワッと立上がる演出はめちゃカッコいい。なんだかんだいって結局オイシいトコばっか持っていった感があるね。

2003年05月02日

『あずみ』

の映画がもうすぐ公開するらしい。上戸彩は撮影終わってから宣伝のためかバラエティー番組出まくりで、いままで抱いていた知的で大人びたイメージが消し飛びました。釈由美子程イカれてはいないが、ボケボケです。あずみのイメージとちょっと違う。それにおそらく家康までは出てこないんだろうな、と。オイラ的には目的を失ってからのあずみが小山ゆうが描きたかったテーマなのかと思っていたのだが、当の小山ゆう自身が映画化に乗り気だというから、そうでもないのかったか。

2003年03月26日

『千と千尋』

クローズアップ現代で、アメリカへの配給戦略などを解説していた。アカデミー賞取ると、アメリカでは上映館が3倍にもなるのだな。あっちでは、アカデミー賞の恩恵って、日本では考えられない程あるようだ。そりゃプロデューサーが躍起になるのも頷ける。

2003年03月24日

『千と千尋』

がアカデミー賞を受賞したのだとか。なんか一部で大騒ぎしとるようだが、感心薄いなぁ。アカデミー賞ったってアニメ部門だろ。なんかアマチュアで優勝とか、ジュニア大会で優勝みたいなもんで、どうにもショボい。これが作品賞はじめ4部門受賞ってんならスゴいんだがなぁ。アカデミー賞とったからって『千と千尋』にこれ以上箔がつくとも思えんし、前回の受賞作品が『シュレック』だからな。アレと同等ってことは、逆に『千と千尋』は過小評価されたことになるのか? アカデミー賞なんてただのお祭なのよね。今までビデオ借りるのにアカデミー賞受賞ってのが判断基準になったことなんかないもんな。

2003年03月06日

『ボーリング・フォー・コロンバイン』

がいつのまにか公開してた。だいぶ前に米国批判やってるニュース番組の中で紹介されてて、見たい見たいと思っていたが、何も映画館まで観に行くことの程もないノというより、これはビデオで観た方が良い映画だろうね。字幕多そうだし、何度も巻き戻しをして字幕や映像を確認することになりそうだからね。
を見てきたんだけど、気に喰わんトコはやっぱり気に喰わんままやし、凄いトコはやっぱり凄い。まず、気に喰わんのは、微妙に原作と違うトコ。行間を演出するってんならわかるけど、原作削って創作加味してるから、だいぶ違う。メリーとピピンの描き分けは相変わらずされてないし、レゴラスとギムリの友情もしっかり描かれてはいない。メリーはちゃんとエントの水飲んでパワーアップしとかないと、来るべき大戦に挑めないぞ。何より評論社版を呼んでたオイラには、ゴラムはやっぱり違和感がある。やっぱゴクリでしょ。ほんでもって凄いトコは、やはりフルCGキャラ。ゴラムやエントはよく動いてたね。俳優の演技をトレースしてるだろうから、CGがちゃんと演技してた。

2003年03月05日

『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』

を見てきたんだけど、気に喰わんトコはやっぱり気に喰わんままやし、凄いトコはやっぱり凄い。まず、気に喰わんのは、微妙に原作と違うトコ。行間を演出するってんならわかるけど、原作削って創作加味してるから、だいぶ違う。メリーとピピンの描き分けは相変わらずされてないし、レゴラスとギムリの友情もしっかり描かれてはいない。メリーはちゃんとエントの水飲んでパワーアップしとかないと、来るべき大戦に挑めないぞ。何より評論社版を呼んでたオイラには、ゴラムはやっぱり違和感がある。やっぱゴクリでしょ。ほんでもって凄いトコは、やはりフルCGキャラ。ゴラムやエントはよく動いてたね。俳優の演技をトレースしてるだろうから、CGがちゃんと演技してた。

2003年03月03日

『マッドマックス』撮影延期

って、撮ってたんかい。何でもイラク情勢の影響で撮影予定地であるアフリカのナミビアでの機材調達やら、スタッフの移動に支障をきたす恐れがあるのだと。おや、まだ撮影始まってないのかぁ。なるほど、撮影開始を延期ってことね。順調に行けば来年夏に全米公開の予定だったのだと。しかし、何かハリウッド、続編ばっかやな。

2003年03月02日

『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』

『007』に『スタートレック』『シャーロック・ホームズの冒険』と、どうもオイラは英国が好きなようだ。しかしそれにしてもソフィー・マルソーはいつまでもキレイだな。今年37才。映画公開時は33才かぁ。『ブレイブ・ハート』でもめっちゃキレイやったしな。

2003年02月28日

『ルパン三世』

がハリウッドで映画化だと。『ドラゴンボール』はどうなったのか?製作の状況がちっとも漏れ聞こえてこないな。それにしても気になるのはその配役。ルパン役はジム・キャリー以外は考えられない。でなきゃルパンチの方がまだマシか。しかしよく考えると、フランス人のハーフのルパン以外はみな日本人なんだよな。

2003年02月26日

『チャーリーズ・エンジェル』

続編を劇場で見るために、レンタルしてきました。予想以上におもしろかった。何でオイラは劇場に見に行かなかったんだろう。『マトリックス』+『オースティンパワーズ』といった感じ。朝再放送してる往年のTVシリーズのものと同じスピーカーにはやられたね。

2003年02月21日

今年の映画

ちょっとラインナップが豪華な今年の映画。『ロード・オブ・ザ・リング』第2,3作目,『マトリックス』第2,3作目,『KILL BILL』『スタートレック/ネメシス』『CUBE2』『あずみ』『チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』、そして『ターミネイター3』と、注目の映画がいっぱいだ。

2003年02月06日

Animatrix

の配信が始まりました。第一弾は、川尻義昭監督の『THE SECOND RENAISSANCE PART1』。なんかどっかで見たことがあるような作品だ。

2003年01月24日

『千と千尋の神隠し』

夕焼けDVDは無視したんで、劇場で観た時以来の再会。千尋の着物の色がとっても気に入っているんで、あの赤は断じて許せんのだ。TV放映では通常色でgoodでした。ところで、この話、舞台を吉原にするネタでの同人誌が大量に出そうな予感してたんやけど、意外に見かけないねぇ。劇場版観た時、周りにいっぱい幼児がいる中で、猥褻な妄想抱いていたオイラはプラトニック犯罪者。あの腹かけはめっちゃエロいって、絶対。

2003年01月17日

『シックス・センス』

あれ?これって『花田少年史』じゃん。幽霊が見える少年に、頼み事をする幽霊たちってマンマ。しかし、秘密秘密と言っていた割に、オチは意外にも最初ッからミエミエだったねぇ。

2003年01月14日

深作欣二

が死んだって。深作欣二っていやぁ…あれ、深作の映画って何だっけ?『バトル?ロワイヤル』観てないし、『仁義』も観てない…。具具ってみました。あぁ、『蒲田行進曲』ね。『魔界転生』かぁ、懐かしいナ。これで来週あたり『バトル・ロワイヤル』放送するかもな。ちょっと期待。

2003年01月11日

DVD 『アリーテ姫』

ようやく手に入れた。どこにもなくて遂に禁じ手の通販に手を出してしまったが、それだけの価値はあった。デジタル技術を使ってはいても、表現は古典的という独特の映像に、深いメッセージ性の強い脚本に、またしても泣かされてしまったワイ。しかしそれにしても、上映時間105分中なんと40分近くも主人公フリーズ状態が続くこの作品に、東京都写真美術館で観た時は、いったいこの映画はどうなるものかと一瞬不安になったりしたことを思い出した。

2002年12月28日

『マイノリティ・リポート』

のトムくんを観て来ました。まぁよく出来てたネ。脚本か原作がエエんのでしょう。しかしそんだけの作品でした。2054年という近未来なだけに目立ったSFXも出てこないし、SF設定やデザインも大した事ない。スピルバーグはやっぱり相変わらずで、情に訴えるばかりで、哲学や観念といったものの演出や表現はショボい。せっかく予言者とか過去・未来、あるいは理性や人生といった深いテーマが提示されているのに、バカの一つ覚えなのか、またしても安易なヒューマニズムでごまかしてるんよね。問題解決しとらんやないか。まったく…困った人だ。

2002年12月26日

『ハリー・ポッター秘密の部屋』

を観に行きました。ハーマイオニーを見にね。映画としての評価は…まぁまぁ普通。物語中盤ようやく出て来たと思ったら、途中リタイアのハーマイオニー。今回は出番少なすぎ。ポスターの顔もなんか変だし、不満足な結果に終わりました。猫変化もやりすぎで可愛くありませんでした。この監督全然わかってないよ。耳と尻尾だけでめっちゃカワイイ姿が拝めたハズやのに…。なんかすべてが残念な感じでした。

2002年12月19日

『食神』

『少林サッカー』の周星馳の主演監督の『食神』を見た。『少林サッカー』とは比べるべくもないが、アホな演出と無駄なアクションとで割とおもしろかった。あの脚の悪い監督役の俳優も出てたし、鼻ほじるオカマも出てた。しかも女子高生役で(笑)。気になったのは、どちらもヒロインが奇形だってこと。そして同様に周星馳はこの醜い女に冷たい。んでもってラストに整形して美人になったこの女と良いカンジになって終劇。香港や台湾、中国でも整形がブームになっていると言うから、スポンサー関係の媚びなのか、あるいは、周星馳の女性観に由来するのか?

2002年12月03日

千と千尋

ついに訴えられましたねぇ。この影響で、修正版の発売と、宮崎駿のこの件に関するコメントが出ることを期待しているのだが、修正版との交換はもっともにしても1人1万円の慰謝料ってのはどうだろう。たかだか定価4,700円のビデオに1万円の慰謝料を要求する原告の豪気に呆れてしまうが、訴えを起こすのには随分金がかかるワケで、たかが5千円以下の商品だからと泣き寝入りしていた購入者に代わって金と時間を犠牲にすることを考えると、そうも言えないのか。まぁ、オイラは買ってないんで何とも、ねぇ…。

2002年11月23日

少林サッカー

DVD買ってきましたよ。いやぁ、何度見てもおもろい。最高ですわ。ドシラ〜ドシラ〜ドシラソラシラ〜♪

2002年10月24日

ハリーポッター

の最新刊が出てましたな。とても読む気にはなれないが、映画の方は気になる。って言うか、気になるのはハリーではなくて、ハーマイオニーなのです。噂によると、4作目から配役が変わるらしい。声変わりもするだろうし、成長は止められないんだからしかたがないが、エマ・ワトソン以上のハーマイオニーは有り得ない。エマが出ない『ハリー・ポッター』など見る価値もない。

2002年10月02日

『陰陽師』

つまらなかった。劇場観に行かず大正解でした。CG使った特種効果で凝っているわりに、清明の家の庭がショボかったり、今井恵里子の演技がヒドかったりするのは何故なん?ショボいセットでのカッコ悪いアングルと、CGの豪華さのギャップがどうにも受け入れ難い作品でした。『パラサイト・イブ』『アナザヘブン』『死国』『ISORA』…、この手の日本映画って、予告編だけはめっちゃ良さ気なのに、本編がショボいケース多いな。何でやろか?1.演出が悪い。2.俳優の演技が悪い。3.セットがショボい。4.CGに頼り過ぎ。5.制作費・スケジュール・人間関係・オトナの事情などで妥協せず、押し通すだけの強い個性と執着力を持った監督とそれに応えるスタッフがいない。6. 1〜5までのすべて。

2002年09月23日

赤い千尋

が再び話題に上っていた。国民生活センターから「なんとかせい!」という要請がブエナ・ビスタにあったとかなかったとかノ。いや、あったんだけどネ。ブエナ・ビスタは、今の所は強く出ずに黙りを決め込んで、改善版を出さない風を見せておき、改善版が出ないのか、と諦めて買う奴らで生産出荷分があらかたサバけたら、今度は赤くないバージョン出して、また買わせようなんて良からぬ考えなのではあるまいのか?怪しい…。当分の間「千と千尋」購入は保留だな。

2002年08月20日

『猫の恩返し』『ギブリーズepisode2』

まず何と言っても、池脇千鶴と前田亜希の声を聞けたっってだけでも良かった。この二人ノ良いデス。ムタのつっこみも良いネ。ハルかわいい。ネコミミだし。それだけで良しとすべきなのか? まあ、そうもイカンか。
映画の尺としては短い作品なので、物足りなさは否めないよね。
だいたい、猫の国へ行くお話で、猫の国ってどんなだろうと期待に胸膨らましている客に見せたのは、草むらに数件の住居、それも外観のみ。後は城と迷路と塔しか出てこない。意外にショボい。比べちゃイカんと思いつつも、『千と千尋の神隠し』を意識せずにはいられない。それも世界観がイマイチなせいだ。
単純に、楽しい童話で終わっとけば良いものを、「自分の時間を生きる」だのヌかして変に感動モノっぽくしようというあざとさが、かえって作品の薄っぺらさを露呈する結果になってしまった。どう考えても、猫の国の体験から、自分は間違ってなかったんだ、という結論はおかしい。ドジなハルが、それでしっかり者に変身するってのには、さらにまったくもって納得がいかない。自分の時間を生きることは、寝坊をしなくなるってこととは関係ないと思うんだけどな。
言いたいことがわからないのだよ、ちっとも。
軽快な童話として見るととってもおもしろいが、何か意味を見い出そうとするととってもサッパリな映画。でも、意味を持たせよう、見せようってしちゃってるんだよな。
ユキの声にハルが『誰?』…コメットさん☆だって思ったのはオイラだけ?

『ギブリーズ』の方は「カレーなる勝負」「初恋」など全6パートのショートストーリー編成。
「初恋」はいかにもっていうお約束モノで感心しなかったが、「カレーなる勝負」から「ダンス」までは絶妙。あ、ラストの蛍ちゃんの『ギッブリィ〜ズゥ!』も良かったナ。あのハジけっぷりはちょいと感動モノですな。古典的な演出と、最高度な技術の融合が、抜群のセンスで昇華された姿。「ダンス」はもう完全にイっちゃってて、最高!

2002年08月14日

『ピンポン』

最近やっと嫌いでなくなってきた窪塚洋介のあまりの原作通りのビジュアルに、かなりの期待感を持っていた。
この映画、キャラクター勝負って感もあるが、ぺコ&スマイルはあんまし好きになれなかった。ビジュアルは気に入ってたのに、あんまし活躍の場が与えられず残念だったのはチャイナ。逆にスンゴい気に入ってるのはドラゴン。普段の恐いくらいに優しい物言いと、試合中の怒声とのギャップといい、細かい顔面演技。後で歌舞伎役者と聞いて納得。夏木マリのオババも良かったな。問題なのは竹中直人。もう竹中直人はこの手の映画に出まくってていっつも同じ演技。正直ウルサい。余計な芝居しすぎでウンザリさせられた。キャプテンの大田の方が笑えたし。大田オイシすぎる。
内容の方で言うと、映画の主役はぺコだが、物語はやっぱりスマイルを中心に展開していくんよね。ぺコはラケットを焼捨て、アクマは退部覚悟でスマイルに挑むのだが、この時のぺコの堕落ぶりをもっと丁寧に描いて欲しかった。その後の復活劇をより際立たせるためにも、臭いくらい落とすべきなのだが、意外に中途半端でちょっと残念。
あと、最後の写真はもっと笑っていても良いのになぁ。表情が確認できなかった。
さらに言うなら、敗退後のチャイナがあっさり解説役にまわっているのもどうかと。チャイナはそんなに安穏としていられないハズだぞ。もともと表情薄いが、それでももっと苦渋と厳しさをもった顔しててもおかしくない。でないなら、ぺコに負けたトコで、ドラゴン同様心が解放される演出があっても良かったなと。
とはいっても全体的に良く出来た作品で、素直に楽しめた。音楽も最高。ロッカールームで羽根が枯れるシーンは秀逸だし、白光に包まれるぺコvsドラゴンの幻想的なシーンもとっても素敵だった。
他にも憎い演出が随所に光ってた。冒頭のぺコの頭を映さない川飛び込みのシーンが、今度は長髪を曝して、再び物語中盤で繰り返されることで、物語の転換点たるこのシーンを強く印象づけることにも成功していたしな。(このブレットタイムのシーン、警官が消えてるゾ)
ところで、トイレの落書きが気になったのだが、もしかして松本太洋が描いたなんてことは…?

2002年08月12日

『タイムマシン』

正直あんましおもしろくない。
まず、タイムスリップがテーマなのに、時間移動が大したことなかった。1899年→4年前→1899年→2030年→206?年→80万年後→99万年後→80万年後って、書くと多いように見えるが、80万年後の世界以外はちょっと寄ったにすぎない。2030年は図書館に行っただけだったし、206?年は月崩壊の渦中で即逃走。99万年後は見ただけでマシンから降りもしなかった。
タイムスリップものやるんやったら、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』を超えなきゃダメで、これがひとつの指針なワケ。この作品は変わってしまった過去を元に戻す話で、元に戻したと思ったら、少し良い現実になってたっちゅうスパイスが利いてた。『タイムマシン』の方は、過去が変えられないことが動機で未来に行く話。だから未来へ進むばっかりだし、主人公の行動で何かが変わったりすることもない…。
んで、80万年後に行ったらそこは『猿の惑星』でした。まったくまんま。しかもここまで来るのに時間を喰ってしまった為に展開早っ! 目覚めて半日後には社会構造を理解して、その日の夜にすでに敵地へ侵入。ラスボスと対決して大団円となるまで2日とかかっていない。
結局、過去を変えられない理由が解明されないままだから、一旦最悪の未来を見た主人公が80万年後に戻ってとった行動は、やっぱり未来を変えることにはならないワケで、そうすると主人公の行動はまったく無駄なのでは?
過去への固執を捨て未来に生きると結論付けたつもりなのだろうが、過去と向き合って現実で生きるのでなければ、解決したことにはならないのでは?
納得できないことで消化不良気味のすっきりしない映画。痛いのは、それを議論する程の衝撃的な映画でもないってこと。よく作り込んでいるのに、全体的に小さくまとまっていて迫力不足は否めない。監督の力不足。H.G.ウェルズの曾孫だかなんだか知らんが、ダメなものはダメ。
良かったのは、時代を超越した科学の産物なのに、踏み台だけが何故か手動のタイムマシンのデザインと、オーランド・ジョーンズ演じるニューヨーク図書館のホログラム・ナビ。この2つは割と好きだったな。
結論……『A.I.』+『猿の惑星』ー迫力・派手な演出。


次は『ピンポン』と『猫の恩返し』を予定しているので、そちらに期待しよう。
すんごく観たいけど、恥ずかしくて観に行けない映画…『仮面ライダー龍騎エピソードファイナル』『パワーパフガールズ』

2002年08月03日

『アメリ』

のDVD買ってきましたよ。いやぁ、笑った泣いた感動した。やっぱエエねぇ。夕焼け小焼けの『千と千尋』の購入を保留した埋め合わせに余りある収穫に大満足…って、『アメリ』は最初っから買うつもりではあったんやけど…ついでに『ほしのこえ』も買うてしまおうか。

2002年07月17日

ディズニーは終わった

録画しておいた『プリンス・オブ・エジプト』を観た。うわぁヒドイね、これ。ヘブライ人は良い人でエジプト人は悪い人、モーセは神に選ばれてヘブライ人を救った。エジプト人は災厄に見舞われて当然…。こうも単一的な解釈で描くとは。火柱や海が割れるシーンは往年のハリウッド映画である『十戒』より迫力ナシ。良かったのは壁画が動くシーンだけ。『美女と野獣』は確かに良かったが、以降作品の出来は年々悪くなる一方だナ。『アトランティス』は『ナディア』のパクリだし、今度は『ピーターパン』の続編。アイディアの枯渇は相当深刻なようだ。

2002年07月14日

『あずみ』

の映画化が発表された。主演は上戸彩。今からクソ映画の予感バリバリですナ。『RED SHADOW赤影』よりおもしろいってことは…ナイナイ。

2002年07月13日

『ブレイド』

この映画好きです。昨日のジェダイのヘタクソな剣劇とちがって、こっちはエライ迫力あるんよ。バンパイア+日本刀って『BLOOD』がパクってるけど、+セーラー服でウエズリー・スナイブスの負け。でも『2』観たい。

2002年07月12日

エピソード1

やっぱダメでした。期待通りの出来に過ぎず期待外れ。クワイ=ガン死ぬなという感じはあったが、戦闘アクションが下手なせいで、致死の一撃の入り方に納得できないし、オビワンの逆転の一撃も変。それから、ジェダイや暗黒騎士の弱点って…高所からの転落? サイコキネシスあるのに空飛べんのかい。フォースと超能力の違いが今もって理解できん。ヨーダがライトセイバーで大太刀回りを見せてくれたらおもろいんやけどナ。

2002年07月09日

ネタ切れ?

最近オリジナルの映画少ないな。今耳に入ってる映画も、『バイオハザード』『ドラゴンボール』『AKIRA』などの原作付から、『マトリックス2』『ロード・オブ・ザ・リング2』『タイタニック2』『ピーターパン2』『スパイダーマン2』『トロン2』と2づくし。ハリウッドは保証のない企画に財布のヒモが固くなったか、あるいは単純にネタ切れ?

2002年07月02日

『少林足球』

遂に見てきた。最高!今年一番おもろい映画やった。笑えた。腹かかえて笑った。まだ余韻で興奮気味。考えつくだけの在らん限りの賛辞を送るぜぃ。パンフまで買っちゃった。どれどれ…、えっこれ主演の周星馳が監督なん。ス、スゴすぎる。脱帽ですばい。少林寺バンザイ。香港バンザイ。中国バンザイ…あれ、中国ってW杯出てたっけ?結局優勝はどの国が…?。W杯見ずに『少林サッカー』で大興奮のオイラ。つくづく共調性がないな。

近く公開予定の『ピンポン』はこれを抜けるのか?ってこっちも結構良さそうではある。

2002年06月19日

『ロード・オブ・ザ・リング』

のDVD発売日とパッケージ内容が明らかになった。10月2日に特典映像150分の2枚組で4700円が、12月4日には本編+30分と特典映像6時間の4枚組9800円が発売されるそうだ。それにしても随分遅い。2作目が来年公開なんで、10月,12月と話題を絶やさない作戦なのだろう。続編公開まで風味を損なわない為の配給会社の苦労が伺われる。当然12月の4枚組の方を買うつもりなのだが、残念なのはこいつ本編2枚分割なんだよ。映画の途中でディスク入れ替えるのってかなりマヌケじゃない?

2002年06月16日

『セブン』

日曜洋画劇場でまたやっていたこの映画を僕はあんまし好きでない。何度見ても印象は変わらないようだ。前半のめっちゃかっこいいビジュアルと、謎と暗示に包まれた連続殺人という演出には大いに魅了されたが、あの結末は納得がいかないからだ。よくよく見れば、なるほどよく出来たシナリオだ。謎解きとその結末の筋の通りはいい。が、前半の展開で過剰に増幅された想像力は、もっとより大いなる展開が待っているものと期待しすぎてしまったのだ。結果、期待ははずれ消化不良のまま終わってしまった。…というよりも単純に、ケビン・スペイシーが2人の同行を要求し、意味ありげな語りかけをする段階で結末は予想出来ちゃったんで、そこからがとってもトロい。結末がわかっちゃっただけにケビン・スペイシーの語りもウザいし、ブラッド・ピットの嘆きっぷりも道化にみえてしまう。「やめろ!」と言いながら手を拱いて見ているだけのモーガン・フリーマンは薄情だ。…ケビン・スペイシーが自首するまではよかったんだけどなぁ。

2002年05月28日

拳神

ほぼ『鉄拳』のパクりかと思われる映画が近々公開するらしい。少林サッカーも、『ドラゴンボール』+『キャプテン翼』みたいな感じなのだが、不思議とこういった日本のマンガやゲームやアニメを原作?とした映画を本家であるハズの日本は苦手としている。『ファイナルファンタジー』の失敗を見るまでもなく、日本はこの手の仕事で成功した試しがない。何故か。それは思いっきりの良さが足りないからだ。香港や台湾の映画界は、バカバカしいことに全力投球できるのに対し、日本はどこか真面目な為か、あるいは反対にバカバカしいことを真面目に出来ない為か、無用な理性を引きずって弾け切れないもどかしさがある。これには、長い間サブカルチャーを正当な文化として評価してこなかった日本独自の社会風土にも大きな罪がある。

2002年05月12日

『アナザヘブン』

ストーリーは『リング』『パラサイト・イブ』とほとんど同じで、『マトリックス』のビル飛びも見せてくれたのだが、そこそこ見られた映画やった。たいしたことやってないにもかかわらず、うまく繋げていて説得力を持った迫力あるシーンを作っていた。物語の結末までボロを出さずによく出来ていたのに、ラストの江口のおしゃべりで台なし。

2002年05月03日

ちがう…。

『スターウォーズ』といえば、ルーク=水島裕,レイア=島本須美,ハン・ソロ=村井邦夫,C3PO=野沢那智。今日の放映の吹き替えは石田彰,石塚理恵,堀内賢雄はいいとしても、C3POはヒドかった。岩崎ひろしって誰よ? TV初放映時の吹き替えは、渡辺徹,大場久美子,松崎しげるだったっていうし、配役は慎重にやってもらいたいもんだねぇ。

2002年04月18日

『二つの塔』見たいっ。

『ロード・オブ・ザ・リング』の2作目の予告が劇場で見られるらしい。テレビCMでもちょこっと流れるというウワサがあるが、公開は来年の話。とりあえずDVDの追加30分に期待。